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(衆院選公示、石井代表が第一声)政治改革、断じて実現/実績豊富な公明の力で/政治資金巡る議員の責任強化など
■27日(日)投票
第50回衆院選が15日公示され、27日(日)の投票日に向けて決戦の火ぶたが切られた。公明党は11小選挙区の完全勝利と比例区の解散前23議席以上の当選、合わせて34議席以上の獲得に総力を挙げる。石井啓一代表は都内で第一声を放ち、今回の衆院選について「失われた政治への信頼をどの政党、政治家が取り戻すことができるのかが問われる選挙だ。スローガンだけではなく具体的な政策を訴え、政治資金規正法の改正をリードしてきた実績のある公明党しかできない」と訴えた。
石井代表は、公明党がリードした政規法の改正で「(政治資金に対する)政治家本人の責任を強化させ、『秘書がやったから自分は知らない』という言い訳は一切許されない改革を行った」と強調。今後の政治改革では、政策活動費の廃止や調査研究広報滞在費(旧文通費)改革、政治資金をチェックする第三者機関の設置を進めていくと訴えた。
また、石井代表は、衆院選は政権選択の選挙であるとして「国内外の課題に対し政策を進めることができるのは、豊富な実績と経験のある自公連立政権しかない」と力説した。
その上で、旧民主党政権の幹部が居並ぶ立憲民主党に対して「鳩山由紀夫元首相は12億円もの使途不明金、小沢一郎氏は20億円もの虚偽記載があった。こんな大きな問題を起こしながら、民主党政権では、再発防止策を一切行っていない」と糾弾。「政治改革に後ろ向きであった人たちが、政権を取っても期待できるのか」と指摘した。
衆院選重点政策の柱の一つに掲げた少子化対策については、出産費用や高校授業料の実質無償化の推進に取り組み、「世界一、子育てしやすい日本に改革していく」と力説。防災・減災では「避難所環境を抜本的に改善していく」と述べた上で「真に国民のための政治を展開できるのは公明党しかいない」と訴えた。
■国重(大阪5区)、佐藤(大阪3区)候補を応援/自民・小泉氏
一方、自民党の小泉進次郎選挙対策委員長は、逆転勝利を誓う大阪5区の公明党前職・国重とおる、大阪3区の公明党前職・佐藤しげきの両候補(いずれも自民推薦)の街頭演説に駆け付けた。
小泉選対委員長は、前回選で自民党が擁立した大阪の全小選挙区で日本維新の会に敗れて以来、「この大阪を誰が歯を食いしばって守ってくれたのか。公明党の皆さんだ」と力説。「維新に染め上げられた大阪からもう一回、自公で改革を進め、新たな再構築をスタートする」と訴えた。
大阪市淀川区で国重候補は、新大阪駅の一大ハブ(拠点)化や周辺地域の再開発、災害に強い淀川流域の街づくりなどをさらに進め、「政治の光が必要な人に温かな光を届け、頑張っている人が報われる社会を築く」と力強く決意を述べた。
大阪市住吉区で佐藤候補は、阪神・淡路大震災での救援活動を原点に初当選から約30年、「命と暮らしを守る政治を貫いてきた」と強調。「再び国政で仕事をするため全力で戦う。押し上げてください」と必勝の決意を力説した。