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(鳥取、島根で震度5強・5弱相次ぐ)公明議員が現場に急行/被害状況など住民の声聴く/鳥取・境港市、島根・安来市
■気象庁「1週間、注意を」
6日午前10時18分ごろ、島根県東部を震源とする地震があり、松江市や鳥取県境港市などで震度5強の揺れを観測した。震源の深さは11キロ、地震の規模(マグニチュード=M)は6・4と推定される。同28分には島根県安来市で震度5弱の揺れを観測するなど、地震活動が活発に続いた。気象庁は揺れの強かった地域では今後約1週間、震度5強以上の地震に注意するよう呼び掛けている。被害状況を迅速に把握し、今後の対策に生かすため、公明党議員は現場に急行。被害に遭った住民を見舞い、声に耳を傾けた。
同庁の海老田綾貴・地震津波監視課長は記者会見し、「(これまでに知られた)活断層がない場所で断層が横にずれて起きたが、この地域は過去の事例から地震が続発しやすいことが分かっている」と説明した。東へやや離れた場所では2000年に鳥取県西部地震(M7・3、最大震度6強)が発生した。
一方、鳥取県西部では長周期地震動階級4を観測した。同地震動は高層ビルの上層階や橋などの巨大建造物が大きくゆっくりと揺れ、被害が生じる恐れがある。4段階の階級で最大の4を同県で観測したのは初めて。
島根県東部を震源とし、体に感じる震度1以上の地震は午後4時までに17回に上った。
境港市と岡山市、広島県福山市では、自宅や屋内で転倒するなどし、60~90代の女性計3人が負傷。福山市ではほかに、スーパーの総菜コーナーで調理中だった女性(24)の両膝に油がかかり、軽いやけどをした。松江市でも重傷1人、軽傷3人が出た。
地震の影響で、山陽新幹線は新大阪-博多間の全線で一時運転を見合わせたが、午後1時までに順次再開。高速道路でも米子、山陰両自動車道で一部区間が一時通行止めとなった。
中国電力島根原発(松江市)では地震による異常はなく、2号機の運転を継続している。
■迅速な対応に力尽くす
長周期地震動の階級4が観測された境港市では、党鳥取県本部の前原茂幹事長(県議)と、田口俊介、足田法行の両市議が現場に急行した。
同市外江町では民家のブロック塀が倒壊。住民の高齢女性らは「しゃがみ込んで地震に耐えるしかなかった」「体が悪く、家から出にくい。また揺れたらどうしよう」と口々に不安を語っていた。一行は近隣も回って住民を激励。安全確保を呼び掛けていた。
一方、安来市では、党島根県本部の吉野和彦代表(県議)と佐々木厚子市議が現場を訪れ被害状況を確認した。
一行は、住宅の裏山の一部が崩れた同市利弘町の現場を訪問。住民から「さらに崩れてきそうで怖い」との声があり、一行は「迅速な対応に全力を挙げる」と応じていた。
また一行は、同市伯太町も訪れ、家具が倒れるなどの被害があった住民らを励まして回った。