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(イイネ!彩発見)七色に変わる水のカーテン/白糸の滝(長野・軽井沢町)
公明新聞2024年8月5日付 1面
湾曲した幅70メートル、高さ3メートルの岩壁から、数百筋の白糸のような清水が流れ落ちる。その優美な姿から「白糸の滝」と名付けられた。標高1260メートル。清涼感あふれる“水のカーテン”と夏木立のコントラストは一幅の名画を思わせる。
辺りが闇に包まれた午後7時15分。気温21度。“白糸”に光が放たれ、青く染まった。程なくして緑、次に黄色と七色にライトアップ。霧状の水しぶきと相まって幻想的な空間が織り成される。四季を描いたプロジェクションマッピングも観客を魅了する。今月25日まで毎週金~日曜日に行われる。愛知県から訪れた20代夫婦は「猛暑を忘れ、非日常に癒やされた」と頰を緩めた。
白糸の滝は、天候に左右されることなく高い透明度を誇る。浅間山に降った雨が6年という長い歳月を経て地中から染み出すためだ。「日が当たらなくても前へ進め。道は開ける」。悠久の自然がそう教えているような気がした。
(写真=堂野俊輔、大久保尭央 動画=恒松耕平 文=肥後陽一)
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