「中東のニュース、なんだか怖いけど遠い国のことみたい……」。そんなふうに感じていませんか? 今回は、世界を股にかけて活躍してきた公明党の高橋光男青年局長(参院議員、元外交官)と、党広島県本部の相沢孝青年局長(県議)、党長崎県本部の福澤照充青年局長(長崎市議)が、青年世代の金山由衣人さん(広島市在住)、坂下凜さん(長崎市在住)と共に「オンライン ユーストークミーティング」を開き、平和について語り合ってもらいました。
<参加者>
高橋光男・公明党青年局長(参院議員) 相沢孝・党広島県青年局長(県議) 福澤照充・党長崎県青年局長(長崎市議) 金山由衣人さん(広島市在住、19歳) 坂下凜さん(長崎市在住、36歳)
■「自分事」として捉えてほしい
金山由衣人さん 僕は生まれも育ちも広島なんですが、実は平和記念資料館に行ったことがありませんでした。正直に言うと、高校生までは「核兵器を持つこと自体は別に悪いことじゃない」と本気で考えていました。しかし最近、大学生になって初めて資料館を訪れ、核兵器の悲惨さを目の当たりにし、「核兵器は絶対ダメだ」と確信したんです。だからこそ、公明党議員の皆さんが、なぜ政治家として平和の課題に挑もうと思ったのか聞きたいです。
高橋光男青年局長 金山さん、勇気ある告白をありがとうございます。広島にいても「重過ぎて足が向かない」という感覚、実はすごく率直な思いだと思います。私は議員になる前の17年間、外交官として世界中の紛争地や途上国を歩いてきました。現地の人と心を通わせる中で、「平和のために働く」ことが自分の天職だと信じていたんです。だから、政治への挑戦のお話を頂いた際には大変迷いました。それでも、「外交も政治も究極的には平和のためにある」との確信が持てるまで悩み抜き、政治家を志すことにしました。
相沢孝・広島県青年局長 私は栃木県出身なんですが、学生時代は沖縄で過ごし、社会人になってから広島、長崎で生活しました。沖縄、広島、長崎と移り住んだ“縁”が刻んだ平和への思いは、人一倍あると自負しています。
福澤照充・長崎県青年局長 私には高校生の子どもがいるのですが、今の若い世代が「平和教育」をどう感じているのかについて問題意識を持っています。坂下さんは、日頃から平和活動に携わっているそうですね。
坂下凜さん はい。僕は今、長崎を拠点に平和教育を手がける「ピース・エデュケーション・ラボ・ナガサキ」という団体で、修学旅行生のガイドなどをしています。でも、単に知識を教えるのではなく「正解のない問い」を投げ掛け、一緒に考えるスタイルを大切にしているんです。高橋さんが外交官時代、全く価値観の違う相手と対話するときに、大切にしていたことは何ですか?
高橋 坂下さんの「問い掛けるガイド」、素晴らしいですね! 私が大切にしていたのは、「相手の懐」に飛び込むことです。ピンチのときほど、小難しい理屈ではなく「あなたと私は、平和な日常を守りたいという点では同じですよね」という人間としての原点を確認し合うのです。その地道な信頼関係が、武力を超える力になると信じてきました。
金山 実は選挙の時に高橋さんのインスタをずっと見ていて「いいね」も押していました(笑)。SNSで発信する姿を見て、身近に感じられたんです。
高橋 それは、うれしいな(笑)。緊迫化する中東情勢などもそうですが、政治も平和も、特別な誰かのものではなく、金山さんや坂下さんのような若い世代が「自分たちのことだ」と感じてくれるところから、全てが動き出すんです。
■小さな違和感こそ「入り口」に
高橋 その中東では今、イランと米国、イスラエルの対立が激化し、世界中に不安が広がっています。坂下さんは長崎の地で、このニュースをどう受け止めていますか?
坂下 妻の祖母が被爆者で、少し前に、ようやく当時の話をしてくれたんです。その直後にウクライナやガザのニュースを見て、すごく「うつうつ」とした気持ちになりました。でも、物価高で生活が苦しくなっている今、あえてポジティブに捉えれば、これは平和を自分事にする「チャンス」だとも思っています。
高橋 大事な視点です。平和は「理想」ではなく、私たちの「生活」そのものです。例えば、コンビニのサンドイッチ。小麦も具材も輸入に頼っていますが、中東のホルムズ海峡が完全に封鎖されれば、パンすらまともに食べられなくなります。ガソリン代が跳ね上がるのも、遠い国の紛争が原因です。平和が崩れれば、何気ない日常が真っ先に壊れるんですよ。
金山 サンドイッチの話、すごく分かりやすいです! でも、大学の友達に「物価高って実は平和とつながってるんだよ」って話そうとすると、温度差があり過ぎて……。話を切り出すのが、正直、怖いと感じることもあります。
高橋 その怖さ、よく分かります。でも、若い世代の皆さんが日常で抱く「ちょっとモノの値段が高くなったな」「明日が不安だな」という小さな違和感こそが、平和を考える一番の入り口ではないでしょうか。
■公明、生命尊厳の姿勢貫く
坂下 平和活動って、どうしても「特定のイデオロギー」と思われがちですが、本来は党派を超えて、誰もが手を取り合えるはずです。公明党には、そんな多様な声をつなぐ役割を担ってほしいと思います。
福澤 長崎でも、「被爆地とそれ以外の温度差」は大きな課題です。坂下さんのように、日頃から平和に関わるモデルは、次世代の希望になりますね。
金山 僕は将来、地球科学の研究者をめざしています。国立大学への支援もそうですが、若者が安心して未来に投資できる環境をつくること自体が、平和の土台になるはずだと期待しています。
相沢 広島、長崎、沖縄は、どんなに国が揺れても「戦争はフィクションではなく、地続きの恐怖だ」と言い続ける「最後のとりで」だと確信しています。私たち地方議員がその声を国につなぎ、絶対にブレない軸を守り抜きます。
高橋 今日はありがとうございました。生命の尊厳に対する脅威から人々を守るため、公明党は結党当時から平和実現への取り組みを貫いています。一例として、党青年委員会は、党広島県本部が広島市で毎年実施している「平和創出行動」やフォーラムに参加し、若い世代への意識啓発に努めています。平和は一人一人が「自分事」として捉えた時に、初めて形になっていくのではないでしょうか。私自身も、平和、核兵器のない社会を実現するために、全力で取り組んでいきます!





