公明新聞電子版 詳細ページ
(議員総会で選出)中道新代表に小川氏/「生活の安定へ希望示す」/新執行部、週明けにも発足
中道改革連合の代表選は13日、東京都千代田区の党本部で投開票され、新代表に元立憲民主党幹事長の小川淳也氏(54)=衆院香川1区=を選出した。同じく立憲出身で元総務政務官の階猛氏(59)を破った。党再建への道筋を示せるかが最大の課題だ。
議員総会で党所属の衆院議員49人(立憲出身21人、公明出身28人)が投票。小川氏が27票、階氏が22票を獲得した。
新代表選出後、小川氏は抱負として「真摯な姿勢で誠実に勤めを果たしていきたい」と強調。「大事なことは、国民生活の安定と将来への見通しを野党第1党がしっかりと提起し、今、将来への希望を提供することだ。その過程において党に対する信任と期待は高まっていくものと確信している」と力説した。
また、小川氏は就任の記者会見に臨み、「これから党内の体制を整え、具体的な成果で国民生活ならびに将来の見通しに貢献できるよう全力を尽くしたい」と述べ、新執行部を週明けに発足させる方針を表明。党内融和や女性、若手登用に配慮するとし「バランスを取っていきたい」と述べた。
小川氏は議員総会に先立ち、党本部で記者団の取材に応じた。平和安全法制の「合憲」や原発再稼働容認の立場を示した党の基本政策については踏襲する考えを表明した。
代表選は野田佳彦、斉藤鉄夫両共同代表の衆院選結果を受けた辞任に伴う。新代表の任期は2027年3月末まで。
■(新代表の横顔)魅力ある党めざす熱血漢
2005年の衆院選で初当選。総務官僚出身で政策に詳しく、旧民主党系のリーダー候補として早くから期待された。同じ選挙区を地盤とする自民党の平井卓也氏と、これまで何度も死闘を繰り広げた。熱のこもった演説を得意とし、先の衆院選では圧倒的な“高市旋風”が吹き荒れる中、829票の僅差で激戦を制した。
自民政権に代わる「魅力ある野党第1党づくり」を目標に掲げる。中道代表戦の共同記者会見では、自身を「高松のパーマ屋のせがれ」と称して親しみやすさをアピールした。インターネット番組で「安心できる社会を子どもに残したい」と涙交じりに語るなど、情に厚い一面も見せる。ドキュメンタリー映画で知名度を上げた。香川県出身。54歳。
■政策協議を積極的に
■記者団に竹谷代表
中道の新代表に小川氏が選出されたことを受け、公明党の竹谷とし子代表は13日、東京都新宿区の党本部で記者団に対し、大要、次のような見解を述べた。
一、小川新代表の誕生に心からお祝いを申し上げる。あいさつで、これからの党運営への責任感、決意を非常に感じた。魅力的な野党第1党、政権交代可能な野党の存在が必要であり、それが政権の浄化、政策の軌道修正を可能にするという主張について共感を持って聞いた。新しい希望を感じる代表選になった。新代表選出後、早速、報告の電話をいただいた。
一、(18日召集の特別国会で参院の立憲民主、公明両党が統一会派を組まないことについて)立憲の水岡俊一参院議員会長と公明の谷合正明参院会長が会談し、中道、立憲、公明3党の協議体が必要との認識で一致した。立憲、公明それぞれが、質問機会や問責決議案を出す権利などを持っているので、統一会派を拙速に組む必要はないと感じている。政策協議をどんどんしていきたい。