■「土のう出さなくなった」/公明市議が地域の声受け推進 京都府宮津市滝馬地区を流れる滝馬川でこのほど、頻発していた浸水や土砂災害を防ぐため、大規模な河川改修工事が行われた。 「滝馬川の河川工事は念願でした」。こう語るのは、滝馬地区に住む岡﨑利厚さんと柴野貴夫さん。2004年10月の台風23号では同地区で土石流が発生し、2人の命が奪われた。その後、砂防建設により土石流被害は減ったものの、滝馬川の氾濫は多発。特に、17年9月の台風18号や18年7月の豪雨で、甚大な浸水被害が発生した。豪雨で家の床上浸水に遭った柴野さんは、「膝下ぐらいまで水が漬かった」と当時を振り返る。 滝馬川は雨が降ればすぐ水位が上がる。そのため、地域住民は雨が予報されるたびに家の前に土のうを設置するなど、浸水対策が欠かせなかったという。「雨が降っても安心していられる日は来るのだろうか……」。雨の予報のたびに精神的な負担にもなっていた。こうした地域住民の切実な声を受け止めたのが、公明党の松浦とみよし市議(市議選予定候補)だった。 松浦市議は、議会質問で何度も対策を要望。しかし、河川工事には予算の確保など課題が山積みで、市はなかなか動けなかった。そんな中、18年度から国の「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」が始動したことを受け、状況は一変していった。 松浦市議は19年6月定例会で国土強靱化地域計画策定を訴えた結果、同年には市が計画を策定。「緊急自然災害防止対策事業債」を活用し、20年からの滝馬川河川整備事業につながった。今年3月には、護岸整備や河床の掘削、川幅の拡幅など477メートルにわたる河川改修工事が完了した。 岡﨑さん、柴野さんは「今年は雨が降っても水位が上がらず、土のうも出さなくなった。安心して暮らせている」と喜んでいた。