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(街頭演説会の聴衆の声から)希望の未来、1票に託す

公明新聞2026年2月7日付 7面

 衆院選は、あす投票日。きょう1日の戦いが勝負を決する。寒空の下、各地の街頭演説会には、候補者らの訴えに真剣に耳を傾ける多くの有権者の姿がある。希望の社会を願い、未来を託すに値する政治家を選ぼうと、その瞳は真剣。6日までに各所で開かれた街頭演説会で、「あなたは1票に、どんな願いを込めますか」と尋ねた。

■非核、物価高対策、清潔な政治--/「戦争のない平和な世の中を」

 日々の暮らしが厳しい。その解決を望む声に幾度となく触れた。

 荻窪駅前(東京・杉並区)。ベビーカーを押す主婦(38)は「家賃の高騰が悩み。持ち家の人に住宅ローン減税があるように、賃貸の人向けの政策もお願い」と求めた。建設業の男性(39)は仕事帰りの桜木町駅前(横浜市)で、「材料費の値上がりを痛感する。物価高対策を進めて」と語った。

 東京・板橋区の会社員女性(23)は、食料品や家賃、通院費の負担が大きく「毎日を生きるのが必死」。食料品の消費税減税を切に願う。厳冬の能登半島(石川・中能登町)で60代女性は訴えた。「能登の復興は道半ば。忘れないで」

 一方、生活者の感覚からかけ離れた政治家の「政治とカネ」への憤りは頂点。投票先を検討中の男性(30)は、ときわ台駅前(東京・板橋区)で、「裏金議員や政党は『悪いこと』と自覚がないのでは。選択肢にも入らない」とバッサリ。相模原市の30代の会社員男性は、「国民が納得していないのに『みそぎは済んだ』なんて」と憤怒した。

 “自分の1票”に正面から向き合う若者たちも。

 橋本駅前(相模原市)の女子高校生(18)は最近、授業で平和を考える機会があったという。候補の訴えに耳を傾け、「初めての選挙で迷うけど、『平和を守り抜く』との言葉を信じたい」と語った。リベラル派を自認する男子大学生(21)は柏駅前(千葉・柏市)で、「極端にブレないバランスの良い政治」を期待した。

 平和への関心は非常に高い。核兵器の「非核三原則」を巡っては、「堅持」を求める声が相次いだ。広島市の男性(64)は「被爆地の広島人として絶対に譲れない。武器に頼らず国家間の対話で平和を築くべきだ」と断言。同市内の無党派層の女子大学生は、集団的自衛権を全面行使しかねない現政権を危ぶみ、「昔の戦争を繰り返すことになる」と声を震わせた。長崎・大村市の男性(84)は「友を原爆で亡くした」悲しみを背負う。「戦争だけはだめだ。非核三原則の堅持を」と強く望んだ。

 夕方の町田駅前(東京・町田市)。赤ちゃんに頬を寄せ、抱っこしながら街頭演説に聞き入る一人のお母さんが祈るように言った。「子どもたちのためにも、戦争のない平和な世の中を守って」

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