公明党の竹谷とし子代表は9日午前、国会内で記者会見し、安全保障関連3文書の改定に向けた政府の有識者会議で非核三原則のうち「持ち込ませず」の見直しが焦点になっているとの一部報道に触れ「公明党として非核三原則は見直すべきではないと明確に申し上げたい。核兵器を『持たず』『作らず』『持ち込ませず』という大原則を揺るがせにしてはならない」と力説した。 ■公明、「核依存」脱却に尽力 竹谷代表は非核三原則の意義について「被爆者の深い苦しみ、長年にわたる国民的な合意、そして政府、国会で積み重ねられてきた重い原則だ。だからこそ見直しを前提にするのではなく、極めて慎重に扱うべきだ」と強調。「公明党は唯一の戦争被爆国である日本として核兵器に依存しない平和の実現をリードできるよう今後も尽力していく」との考えを示した。 安定的な皇位継承に向けた皇族数の確保策を巡り、衆参両院の正副議長が取りまとめた案に対しては「党内で議論し、最終的には10日の全体会議で意見を述べたい」と表明。森英介衆院議長が旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎え、養子の子で「男の子が生まれれば皇位継承権を持つ」と語ったことには「急に出てきて、唐突感、違和感がある。今回、議論されたのは皇族数の確保であり、その先の皇位継承は平穏な場で議論するべきだ」と述べた。 与党が主張する衆院議員の定数削減では「定数削減そのものは反対しないが、比例区のみの削減は多様な民意を切り捨てることにつながる。定数削減の議論は選挙制度とセットで行っていくべきだ」と指摘し、他の野党とも連携を図っていく考えを示した。 一方、中道改革連合、立憲民主、公明3党の合流に関しては「協議を重ね、課題を乗り越えるために知恵を出し、関係者と必要な合意形成を図っている段階だ。何か決まった結論を持っているのではなく、お互いを尊重しながら違う点を乗り越えていくための協議を重ねている」と語った。