ワカモノの本音を聞こうと、公明党京都府本部青年局(局長=熊澤真昭・京都市議)は、青年世代の自宅などを訪れ、個別の相談に乗るアウトリーチ(訪問)型の取り組み「ユース訪問」を展開。これまでにない斬新な活動が、注目を集めています。同府青年局にスポットを当てます。
■「議員が君んとこ行くで」
14日夜、熊澤局長が訪れたのは、京都大学に通う森安和輝さん(22)のお宅。森安さんは、大学に通うため、アルバイトをしながら、京都市左京区のアパートに一人暮らしをしています。
熊澤局長が家にお邪魔すると、テレビにはプロ野球・阪神タイガースのナイター中継が。「タイガース好きなん? 僕も好きやで」と一気に距離が縮まり、“友達感覚”で会話が始まりました。熊澤局長は、「大人数の会合形式と違い、個別訪問だからこそ、その人に深く焦点を当てた会話ができる」と、ユース訪問の強みを語ります。
森安さんは、「移動する際にバスをよく利用するのですが、観光客の多さや本数の少なさなど、少し不便に感じています」と本音を話してくれました。また、物価高や家賃負担の重さなども吐露し、「学生など若い世代への支援も必要」といった実感も。
さらに、京都市の定住促進に関する話題に。同市で学ぶ学生数は、人口の約1割に相当し、全国の大都市で最も高い割合。しかし、卒業後は府外・市外に移住する学生が多く、「いかに京都に残ってもらえるのか」が課題です。森安さんが就職先の確保などの点を指摘したのに対し、熊澤局長は「定住支援に全力で取り組み、魅力あふれる街づくりを進めていきます」と強調しました。
党京都府青年局のユース訪問は、昨年12月にスタート。きっかけは「若い世代が何を考え、政治に何を求めているのか。『議員が君んとこ行くで』と、こちらから出向き、ニーズを探ろう」と決意したことでした。
同青年局の議員は、熊澤局長を含めて3人の少数精鋭。それぞれが手分けし、府内各地を回った結果、1カ月で合計約100人の若者から直接声を聞きました。
これまで、「公明党の野党での役割や魅力をもっとSNSなどで発信してはどうか」「税金が取られるばかりで恩恵がない。減税してほしい」「公明党には多彩な実績があるが、そこに至るまでのプロセスがあれば友人にも広げやすい」といった声が上がりました。
増成竜治・京都市議は、ユース訪問の際、「こちらから話をし過ぎず、青年の声にじっくり耳を傾ける」ことを意識したといいます。若者からは「議員自らが足を運んで来てくれて、うれしかったです」と好評だったそうです。
西岡伸子・宇治市議は、とりわけ女性の声に耳を傾けてきたといい、話しやすい環境づくりに気を配ったそうです。「女性ならではの悩みや要望を数多く頂き、政策立案のヒントになりました」と、語っていました。
ユース訪問の取り組みは、議会質問にも生かされています。2月の京都市議会で増成市議は、同青年局のユース訪問を紹介し、「子ども・若者の声をどう市政に反映させていくのか」と質問。市側は「子ども・若者が安心して意見を発信できる環境づくりを推進」すると答弁しました。
熊澤局長は「今後は青年局以外の地方議員とも密に連携し、若者の声の実現に全力で取り組む」と力説しました。
<寄せられた主な声>
公明党の魅力をもっと発信して。税負担が重い。減税してほしい。政策実現までのプロセスを教えて。オーバーツーリズムの対策必要。住みやすい町へ交通網の整備を





