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現場主義の政治貫く/党幹部、各地で党員と語り合う/政策などで要望を聴取
党幹部を先頭に現場主義の政治貫く--。公明党の斉藤鉄夫代表、竹谷とし子代表代行らは1、2の両日、「党幹部キャラバン」の一環として、全国各地で政策や党運営について党員と活発に語り合い、要望などを聴いた。
■鳥取で斉藤代表
斉藤代表は1日、鳥取市を訪れ、党員の山崎建治さん、房代さん夫妻と懇談した。党鳥取県本部の銀杏泰利代表(県議)が同席した。
建治さんは1995年から2期8年、県議を務めた元党県代表。退任後は「妻と二人三脚で地域に恩返しを」と町内会長などを歴任し、現在は市の障がい者団体の会長。全国にも広い人脈を築き「都議選、参院選へ準備万端、やる気満々」と意気軒高だ。党の強靱な基盤づくりへ「人脈を大事に一つ一つみんなでやっていきたい」と話した。
斉藤代表は「先輩たちの奮闘で今の公明党がある」と謝意を述べ、「党を再生し次代につなぐことが私の使命だ」と力強く語った。
■栃木で竹谷代行
竹谷代表代行は1日、宇都宮市を訪れ、女性党員と懇談し、公明党の存在意義や生活上の課題などについて語り合った。地元の県・市議が同行した。
塩原のぞみさんは、公明党の推進により、同市で給食費の補助が始まったとし「公明党は苦しんでいる人の味方。これからもそういう党であってほしい」と伝えた。
新田澄子さんは自身の経験を語る中、「公明党が一生懸命動いてくれたことは忘れない」と述懐。党員歴20年以上の眞分信子さんは住民に寄り添う公明議員の姿に信頼を寄せた。
竹谷代表代行は「これからも中道の政治を貫く」と決意を述べた。
■滋賀で西田幹事長
西田実仁幹事長は2日、滋賀県内の党員、支持者宅を訪問し、懇談した。
湖南市でコメを栽培する党員の鵜飼清さん、八千子さん夫妻は、農業・林業従事者の高齢化や、なり手不足を指摘。「人が少なくなり、森林整備や田畑の草刈りが大変になっている」と話し、農業・林業の人材育成や処遇改善を求めた。
西田幹事長は、農林業の担い手確保に向け、「従事者の就労環境や労働条件の改善にしっかり取り組む」と語った。このほか、西田幹事長は、米原市、東近江市、甲賀市、野洲市の党員、支持者宅を訪問。同県本部(代表=清水ひとみ県議)所属の議員とも意見交換した。
■福島で三浦氏
三浦信祐選挙対策委員長は1日、福島県本宮市の党員宅を訪問し、懇談した。
濱崎喜一郎さんは「長年、党支部一丸で公明新聞の購読推進に取り組み、党の理解を広げてきた」と報告。長山洋子さんは、2019年の台風で安達太良川が氾濫し、市内広域に浸水被害が発生したことに触れ「党が掲げる防災・減災、国土強靱化へさらに力を入れてほしい」と求めた。参加者からは物価高騰対策や党のSNS発信の強化などの意見も寄せられた。
三浦氏は、党員の地道な活動に謝意を述べ「防災・減災を政治の主流とするため総力を挙げる」と語った。