公明新聞電子版 詳細ページ
ピックアップ
女性の健康、暮らし守る/賃上げ促進、格差是正も/北海道で竹谷副代表
公明新聞2024年10月7日付 1面
■いなつ氏が決意「農家、建設業の所得を増やす」
公明党の竹谷とし子副代表(女性委員長)は6日、北海道岩見沢市と滝川市で開かれた党北海道本部女性局(局長=竹内孝代・札幌市議)主催のウイメンズフォーラムにいなつ久衆院議員(衆院選予定候補=北海道10区)と共に出席し、「女性が生涯にわたり、健康で自立して、安心して暮らせる社会をつくる」と訴えた。
竹谷氏は、党女性委員会が昨年、政府に提言した「すべての女性のためのトータルプラン」の一つ目の柱として「あらゆる分野でジェンダー(社会的な性差)平等の推進」を掲げたことに言及。男女間の賃金格差の是正に向けて、公明党の推進によって企業に賃金格差の公表が義務付けられ「女性の賃金を上げようという企業の行動変容が始まった」と力説した。また、最低賃金を引き上げるとともに、中小企業が価格転嫁をしやすい環境を整備し、賃上げを後押ししていくと訴えた。
■性差に基づく医療を充実
女性の健康支援では、公明党の推進で、更年期障害など女性の健康問題に関する研究・治療の司令塔機能を担う「女性の健康総合センター」が10月1日に開設したと報告。「女性が健康で希望を持って生活できるようセンターをさらに成長させていく」と強調した。
いなつ氏については「難航する交渉にも結果を出すまで取り組むのがいなつ氏だ。北海道、そして日本の課題解決のため、これからも働いてもらいたい」と訴えた。
いなつ氏は、政治資金をチェックする第三者機関の設置などを通じて「政治への信頼回復に向けた政治改革を断行していく」と表明。物価高対策では、農家や建設、土木事業者などの所得向上に力を入れると力説し、「安心して暮らせる社会にするため、断じて政策を実現していく」と決意を述べた。
フォーラムでは、来賓として自民党の植村真美・道連女性局長(道議)が出席し、いなつ氏にエールを送った。