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(山口常任顧問の街頭演説=要旨)公明の主導で政活費廃止へ/防災・減災対策、計画作り着実に推進

公明新聞2024年10月20日付 2面

 公明党の山口那津男常任顧問の街頭演説の要旨は次の通り。

 最大の争点と言われているのが政治とカネの問題だ。公明党は政治改革ビジョンをいち早く打ち出し、ほぼ丸のみの形で自民党も賛同して政治資金規正法が改正できた。

 使い道を明らかにしないで政治家が手にしたお金として、政党から党幹部に出ている政策活動費がある。(立憲民主党の)野田佳彦代表もかつてもらった。日本維新の会や国民民主党、自民党もそうだ。公明党はこういうお金は一切出していない。

 野党は政策活動費を廃止しろと言うが、党首討論で過去の使い道を聞かれて、きちんと答えられる人は誰もいなかった。自らの使い道を明らかにできない人が選挙のときに、急になくすなどと言っても信頼できない。

 本当の意味で廃止を訴える資格があるのは公明党しかない。公明党の訴えに対して自民党は、将来、廃止を含めて検討すると示した。公明党がリードして、自公政権で政治改革をやり遂げたい。

 国民の関心が高い課題に、物価高を乗り越える経済をつくれるかがある。地域の実情に応じて取り組めるよう、国から自治体に交付金を届けたい。国で対策を用意し、県や市と力を合わせて実行する。公明党にはこのネットワークを生かした政策実現力があり、実績がたくさんある。

■民主党政権時代に八ツ場ダム建設停止

 防災・減災対策も重要だ。かつて民主党政権の時、コンクリートから人へと言って防災対策の手を抜いた。群馬県の八ツ場ダムは途中で工事がストップし、(自公が)政権を取り戻して完成にこぎ着けた。ダムがほぼ完成したところに台風で大雨が降ったが、水が蓄えられて水害を免れた。防災・減災は思いつきではなく、計画を立てて着実に進めることが重要だ。今後、新たな5年間の計画を作る。全国で公明党がしっかり進め、皆さんの生活の安全を確保していく。