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(For Youth 何でも調査班)新党「中道改革連合」を結成/(Q)中道の政治って何?→(A)生活者ファースト、日本の平和を守ること
衆院選が「27日公示-2月8日投開票」の日程で行われます。これに先立ち、公明党が掲げた中道改革勢力の結集をめざす新党「中道改革連合」が16日に結成。しかし、「中道」と言われても、「初めて聞く言葉」という人もおり、具体的に何をめざしているのか分からない人は少なくありません。そこで「何でも調査班」のメンバーが、これからの日本を変えるカギとなる「中道」の真意について語り合っています。
■分断と対立あおる政治と一線画す
ユウタ 「中道」という言葉ですが、若者の中には「ちゅうどう」ではなく「なかみち」と読んでしまう人もいるほど、なじみは薄いようです。知っていても「どっちつかず」「中途半端」というイメージを持たれがちです。
支局長 実は「中道」とは、単なる「中間(真ん中)」という意味じゃなく「人間主義」「平和主義」という考え方です。公明党の西田実仁幹事長は、公明新聞のインタビュー(18日付)で、分断と対立をあおる政治とは一線を画す、「一人一人の生活に焦点を当てること」だと語っています。
アヤカ 公明党の斉藤鉄夫代表も、先日のインターネットテレビABEMAの「ABEMA的ニュースショー」で、「人間存在そのものが目的。人間より大事なものがあるという考えには立たない」と言い切っていますよね。
ユウタ つまり、「人間の幸せが一番大事」ということですか。
支局長 そうです。右か左かという「イデオロギー」よりも、今ここに生きている「人間」の幸せを優先する考え方です。斉藤代表は、もともと公明党の綱領に中道を掲げてきた自負があるからこそ、今回の新党でも、その名前と理念に強くこだわったんです。それで、新党の綱領には「生命・生活・生存を最大に尊重する人間主義」と明記されています。
ユウタ 理念は素晴らしいですが、実際に取材していても、「中道政治で僕らの生活はどう変わるの?」という若者世代の声をよく耳にします。
アヤカ この点について斉藤代表らは「(中道の意味について)『生活者ファースト』の政治であり、『日本の平和を守る』政治ということだ」と繰り返し述べています。綱領にも、「生活者ファースト」を打ち出し、政策面では持続的な経済成長や現実的な外交・防衛政策など五つの柱を掲げました。
支局長 現在、国内では食料品などの値上げが続く中、高市早苗首相が掲げる積極財政の下で円安が進み、さらなる物価高への懸念が高まっています。今こそ、私たち国民の生活を守る「生活者ファースト」の視点が重要なんです。
■ジャパン・ファンドで財源をつくる
ユウタ 理念や柱はよく分かったんですが、具体的にはどんな政策を進めるのでしょうか。
アヤカ 増税に頼らず財源をつくる国へと変えていきます。例えば、「ジャパン・ファンド(政府系ファンド)」で財源を生み出し、「食料品の軽減税率を恒久的にゼロ」にすることなどを掲げました。
支局長 ジャパン・ファンドについても、おさらいしてみましょう。
ユウタ 僕から説明します。国が持っている資産を賢く運用して、その稼ぎを財源に充てる仕組みですね。公明党が一貫して主張してきました。斉藤代表も、ネット番組で「財源が示されるかどうかも(他党との)対抗軸になるのではないか」と語っていましたね。
アヤカ ほかにも、公明党がこれまで取り組んできた教育や子育て、福祉、平和などの政策は、新党でもより強力に推進します。
ユウタ ただ一つ、心配なことがあります。立憲民主党の人たちとは、原発政策とか安全保障のことで、意見が合わないのでは……。
支局長 いい所に気付きましたね。でも、中道政治の真骨頂はそこにあるんです。西田幹事長は中道を、「多様化した価値観に耳を傾け、粘り強い対話で合意形成を図る政治理念」だと説明しています。
アヤカ 実際に新党では、現実的な方向性で政策をまとめています。例えば原発政策なら「将来的に原発に依存しない社会をめざしつつ、安全性が確実に確認され、地元の合意が得られたことなどを条件」とする再稼働、安全保障なら「平和安全法制が定める存立危機事態における自国防衛のための自衛権行使は合憲」といった具合に。極端な意見で争うのではなく、みんなが納得できる「正解」を導き出すために労を惜しまないのが、新党のめざす姿なんです。
ユウタ 合意点を見いだし、話し合って仲間を増やすってことですね。
支局長 その通りです。立憲民主党の野田佳彦代表も「排除の論理はとらない。理解してくれる方はウエルカムだ」と言っているし、西田幹事長も「良識ある政治家の結集を呼び掛けていく」としています。公明党がこれまで培ってきた「ネットワークの力」を、今度は新党という大きな塊で発揮しようとしているんです。
ユウタ よく理解できました。新党「中道」には、国民の暮らしと平和を守るため、日本政治の新時代を開いてほしいですね。