厚生労働省が昨年からスタートさせた「共育(トモイク)プロジェクト」。その一環として1月末に作成されたのが、夫婦やパートナーと家事・育児の分担を見つけ、形にしていくためのツール「トモイクシート」です。同シートの目的や使い方とともに、仕事と育児などとの両立支援に力を入れてきた公明党の取り組みも紹介します。 ■分担を話し合うきっかけに トモイクシートは、夫婦やパートナーが家事・育児について対話を重ねながら、わが家に合った協力体制を見つけていくためのサポートツールです。 トモイクシートの目的は、家事や育児を「なんとなく」「気づいた人がやる」状態から、「私たちにとっての最適な協力体制」をつくることです。 家事や育児は、目に見える作業だけでなく、予定管理や情報共有、気配りといった“見えにくい負担”も多くあります。そうした負担も含めて書き出し、気持ちや考えを共有することで、「どちらかが我慢する」のではなく、「二人で納得できる形」を探していくのをめざしています。 夫婦やパートナーで使うことを想定していますが、一人で整理するために使うこともできます。 ■「心の負担度」などチェック/「私たちの最適解」見つける ❶めざす家庭の姿を共有 三つのステップを順番に進め、話し合いながら記入します。 最初に、「どんな家庭を築きたいか」を話し合います。 仕事と家庭のバランス、子どもとの関わり方、将来の働き方などを、正解を求めず自由に話してみましょう。「お互いのキャリアを応援したい」「子どもの成長をできるだけ近くで見守りたい」など、価値観を共有することが大切です。 ❷「毎日」を見える化 次に、今の家事・育児の分担状況を具体的に書き出します。 食事の支度や洗濯、送迎だけでなく、「スケジュール管理」「外部との調整」なども含めて一覧にし、担当割合を0~100%で記入します。 併せて、「心の負担度」にも注目します。どの家事・育児が精神的に負担になっているかをチェックすることで、見えにくかった大変さに気づくことができます。 ❸「最適解」見つける ステップ2を基に、理想の担当割合について話し合います。 負担が大きい部分を減らせないか、外部サービスや時短家電(食洗機など)を導入できないか、第三者のサポートを頼めないかなど、現実的な工夫を考えます。 この対話が一度切りで終わらないように、次回いつにするのか決めておくのが大切です。 ■使い方のポイント ・スマートフォンでの調べ物もOK。ただ、話すときはお互いの目を見て話すことで、思いがしっかり伝わります。 ・相手の話は遮らず、まずは「そうなんだね」と受け止める気持ちで。 ・「ありがとう」「ごめんね」といった素直な言葉を伝え合うことも大切です。 ■公明、男性の育児参加後押し 公明党はこれまでも、育児休業制度の充実や、男性の育児参加を後押しする環境整備などに力を入れてきました。 2022年10月、子どもが生まれた直後に男性が最長で4週間まで休める「産後パパ育休」の創設をリード。これが追い風となり、男性育休取得率は約30%まで向上。また、両親共に14日以上の育休を取得した場合、手取り収入を育休前の実質10割にする「出生後休業支援給付」が昨年4月にスタート。手取り収入が休業前と変わらないようになりました。 また、党女性委員会(委員長=竹谷とし子代表)が発表した26年の活動方針には、ジェンダー・ギャップ解消の取り組みとして、男性の家事・育児への参加を後押しするよう盛り込んでいます。 トモイクシートは、家庭の中の小さな一歩を応援するツールです。子育て世代のママ・パパたちが、パートナーと支え合いながら、少しでも安心して毎日を過ごせるよう、公明党はこれからも現場の声を大切に政策を進めていきます。