草木が生い茂った兵庫県淡路市王子の2級河川・宝珠川沿い。景観も悪いが、大雨の時に洪水を引き起こす危険が潜む。住民の不安な声は、河川を管理する県まで容易に届かない。突破口を開いたのが、公明党の伊藤勝正県議、西村秀一市議の呼吸の合った連携プレーだった。 ■公明県、市議の連携で解決 「町内会でも手つかずだった課題がやっと解決できた。これで地域の皆さんも安心して生活できる」。王子町内会で会長を務める馬詰芳計さんは、安堵の表情を浮かべた。 現地を流れる宝珠川は、豊かな自然環境が残されており、地域の治水上も重要な役割を果たしている。一方で、近年、地域住民の頭を悩ませていた問題が、河川の雑木と雑草だった。 ■町内会の高齢化や人手不足が背景に 「河川内に樹木や草が生い茂り、川沿いのガードレールを乗り越えて路側帯にまでせり出していた」。同町内に住む党員の堂脇真司さんは、除去前の状況をこう振り返る。同町内会は、数年前まで定期的に、有志で河川の清掃活動を実施していた。しかし、近年では町内会役員の高齢化や人手不足により、清掃活動を縮小せざるを得ない状況に。細かな管理が行き届かなくなり、護岸や川底に雑木と雑草が繁茂していた。 「大雨が降った際、もし河川内の樹木が倒れ、川をせき止めてしまったら、洪水を引き起こしかねない」。地域のリーダーとして、馬詰さんは危機感を募らせていた。また、草木が生い茂った河川内に、テレビなどの電化製品を不法投棄するケースも発生。馬詰さん、堂脇さんをはじめ町内会役員の中では、防災や景観保護の観点から、早急の対策が課題となっていた。 迅速な対応が迫られる中、堂脇さんら町内会役員が頼ったのが西村市議だった。昨年8月、堂脇さんから相談を受けた西村市議は、河川の管理が県の管轄だったことから、伊藤県議とすぐに連携。その後、伊藤県議と共に現地を調査し、県洲本土木事務所に危険性を伝え、早期の対策を要望した。そして、相談から1カ月後に、雑木と雑草の除去が実現した。 馬詰さんらは、「町内会単独の要望では行政も聞いてくれなかったと思う。現場の声を拾い上げ、迅速に動いてくれたことに感謝している」とほほ笑んだ。