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党再生へ結果分析・総括/参院選公約など、政策実現で期待に応える/中央幹事会で斉藤代表
公明党の斉藤鉄夫代表は24日午前、東京都新宿区の党本部で開かれた中央幹事会であいさつし、先の参院選の結果について、党内で意見を聴きながら分析・総括を進めていく考えを示し「再び国民の負託に応えられる党になるには、どのように改革し、再生しなければならないか。皆で議論して、新しい党をつくっていきたい」と強調した。斉藤代表のあいさつは大要、次の通り。
【参院選の結果】
一、今回の参院選で公明党は議席を大きく減らし、これからの日本と党を背負って立つ有為な人材を失った。大変、厳しい結果で、その責任は全て代表である私にあり、深くおわびする。
一、今回の選挙結果をよく分析し、総括していかなければならない。これから全国で夏季議員研修会もある。意見を聴き、いろいろなレベルで議論していきたい。
一、今回、比例区で約521万人の方に「公明党、頑張れ」と票を投じていただいた。その期待に応えるためにも、参院選で公約した政策の実現に向けて心を合わせていきたい。もう一度、公明党の存在意義や原点に立ち返り頑張っていきたい。
■(日米関税交渉合意)影響を精査し対策打つ
【日米関税交渉】
一、(日米の関税交渉合意について)赤沢亮正経済再生担当相から23日、電話で大枠の話があり、高揚感が伝わってきた。粘り強く交渉した結果であり、評価すべき内容ではないかと思っている。
一、今後、合意内容をよく精査し、日本経済に影響がある部分は、しっかり手を打っていかなければならない。不安を持っている人も、まだたくさんいる。与党として説明責任を果たしていきたい。
一、自動車産業は15%という関税を乗り越えていかなくてはいけないが、その戦略はどう捉えるか。農業分野でも、「ミニマムアクセス米」の枠は守られたが、輸入が増えた場合、日本の農業にどのような影響があるか。また、50%の関税が変わっていない鉄鋼とアルミニウムの分野をどうするかなど、公明党としても、地域に戻って皆さまの意見をよく聴きながら対応していきたい。