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(7月3日(木)公示、同20日(日)投票)参院選、断じて勝つ/「やると言ったら、やり切る」政策実現力、訴え抜く/斉藤代表にインタビュー
政府は24日の閣議で参院選について7月3日(木)公示、20日(日)投開票とする日程を決定しました。いよいよ目前に迫った参院選。公明党の目標や訴えについて斉藤鉄夫代表に聞きました。
--東京都議選と参院選が重なる“巳年の選挙”のうち、まず都議選を終えました。
斉藤鉄夫代表 かつてなく各党がしのぎを削る厳しい選挙戦となりましたが、公明党は新人6氏を含む19氏の当選を勝ち取ることができました。厳しい猛暑が続く中、全国各地から熱烈な応援をいただきました。党員、支持者の皆さま、創価学会員の皆さまの昼夜を分かたぬご支援に心から感謝を申し上げます。
都議会公明党は前回選挙に続き都議会第3党を堅持しました。多党化する都議会で引き続き公明党が与野党の合意形成の要役となり、都民目線の政策実現に全力で取り組んでまいります。
■(目標)7選挙区の全員当選、比例区で7議席以上
--いよいよ参院選です。公明党の目標は。
斉藤 公明党が擁立する兵庫、福岡、愛知、埼玉、神奈川、大阪、東京の7選挙区の全員当選と、比例区で今回改選を迎える現有7議席以上の確保をめざします。自民、公明両党で非改選も含めた過半数を確保し、強固な基盤を築いた上で、安心と希望の政治をさらに進めていきたいと強く決意しています。
■難局打開へ政権基盤より強固に
--参院選に、どう臨みますか。
斉藤 今回の参院選は、党再生のための大事な選挙です。また、自公連立政権は、国難を幾度も乗り越えてきた知恵と経験を備え、それが政治や社会の安定をもたらしてきました。激動する国際情勢など難局にある今こそ、自公政権の力が必要です。
昨年の衆院選で少数与党となりましたが、その後も野党の意見も柔軟に取り入れながら国政を停滞させることなく、責任を持って政策を着実に進めてきました。引き続き自公政権が日本政治の中核として国政のかじ取りを担っていくためにも、今回の参院選を断じて勝ち抜かなくてはなりません。
その連立政権に公明党がいるからこそ、国民目線の政権運営が可能になります。先の通常国会でも、所得税減税をはじめ暮らしを守る物価高対策や、高額療養費制度の上限額見直し凍結などを実現してきました。そうした公明党の役割を強く訴えていきます。
--参院選の争点は。
斉藤 まずは生活を圧迫する物価高に対して、具体的な解決策を提示し、実行できるかが問われます。公明党は、目下の物価高対策として減税と給付を適切に組み合わせて国民生活を支えます。同時に、物価上昇を上回って賃金が上がっていく、活力ある日本経済の構築を進めていくため、特に中小企業の生産性向上や競争力の強化を後押しします。
併せて、医療や介護、保育などエッセンシャルワーカーの所得の抜本的な引き上げや、年金の給付水準底上げといった社会保障の充実にも取り組みます。
「やると言ったら、やり切る。」とキャッチコピーで掲げたように、生活現場の声を政策に練り上げ、財源を確保して確実に実行していく。この公明党の政策実現力を訴え抜く決意です。
公示まで1週間余り。公明党の全議員が一致結束し、他党を上回る電光石火の勢いで支持を広げ、断固勝ち抜いてまいります。