広島は6日、81回目の原爆の日を迎えた。広島市中区の平和記念公園では、市主催の平和記念式典が開かれ、被爆者や遺族、高市早苗首相ら約5万人が参列。公明党の竹谷とし子代表のほか、中道改革連合の小川淳也代表、立憲民主党の水岡俊一代表、中道の斉藤鉄夫顧問、平林晃の両衆院議員、公明党の谷合正明参院会長、原田大二郎参院議員、栗原俊二、尾熊良一、石津正啓、岡部千鶴、井上謙一郎、相沢孝の各広島県議、碓氷芳雄、石田祥子、川村真治、並川雄一、田中勝、川本和弘、幸城麗子の各広島市議らも参列した。=関連記事2、7面 式典には過去最多の121の国・地域と欧州連合(EU)代表部が参列。原爆投下時刻の午前8時15分に「平和の鐘」が打ち鳴らされ、参列者は1分間の黙とうをささげた。 松井一実市長は平和宣言で「核を脅しの道具に使った軍事侵攻や国際法をないがしろにする大国の横暴な振る舞いが繰り返されている」と指摘し、各国の指導者に核廃絶に向けた決意の発信と政策実行を呼び掛けた。また、日本政府に対し、11月に予定される核兵器禁止条約再検討会議へのオブザーバー参加や被爆者援護の充実を求めた。 高市首相はあいさつで、非核三原則を「堅持している」とした上で、唯一の戦争被爆国として、核兵器廃絶への努力を「たゆまず続けていく」と強調した。 式典では、この1年間に死亡が確認された4393人の名前を記した原爆死没者名簿を慰霊碑に納めた。犠牲者は35万3639人となった。厚生労働省によると、被爆者健康手帳を持つ全国の被爆者は、3月末時点で9万1105人。平均年齢は86・66歳で、昨年より0・53歳高くなった。 ■首相の決意足りない/記者団に中道・小川代表 広島市中区で開かれた平和記念式典後、中道改革連合の小川淳也代表は記者団に対し、高市早苗首相が式典のあいさつで非核三原則を「堅持している」と述べたことについて「現状の説明にとどまっている。今後に向けた決意を明らかにすべきだった」と強調した。 その上で、核廃絶に向けて努力するというのであれば「年末に予定されている核兵器禁止条約の再検討会議にオブザーバー参加していただきたい」と力説。政府・与党内から非核三原則の見直しを求める意見が出ていることには「大事な非核三原則に手を付けるかのように受け止められることは、平和国家としての価値を毀損する」と指摘した。