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(公明、4選挙区で勝利)高橋(兵庫)、下野(福岡)氏が逆転/杉(大阪)、川村(東京)氏も当選/比例区4以上
■埼玉、神奈川、愛知は惜敗
第27回参院選は20日、投開票された。公明党は21日午前4時過ぎまでに選挙区で兵庫・高橋光男氏、福岡・下野六太氏が大逆転勝利を果たした。大阪・杉久武氏、東京・川村雄大氏も激戦を制し、4選挙区で勝利した。愛知・安江伸夫氏、埼玉・矢倉克夫氏、神奈川・佐々木さやか氏は最後まで追い上げたものの、善戦及ばず惜敗した。比例区では、まず4議席を獲得した。自民、公明の与党両党は50議席に届かず、非改選と合わせた全体の過半数(125議席)を維持できないことが確実となった。選挙戦で公明党は、最終盤まで懸命の遊説を展開し、劣勢をハネ返そうと執念の拡大を続けてきた。連日の猛暑の中、献身的なご支援を寄せてくださった党員、支持者ならびに創価学会員の皆さまに、心から感謝を申し上げます。
20日午後8時過ぎ、非改選の欠員1を補充する補欠選挙が併せて実施された東京選挙区(定数6)で新人の川村氏が混戦を突破。大阪選挙区(定数4)では、3期目に挑戦した杉氏が“伝統の1議席”を死守した。
21日未明、兵庫選挙区(定数3)では、2期目に挑んだ高橋氏が壮絶な大激戦を制した。福岡選挙区(定数3)の下野氏も大混戦を制して2期目の当選を確実にした。
一方、比例区では、3期目に挑んだ平木大作氏が勝利を果たした。
東京都新宿区の党本部内の開票センターでは、斉藤鉄夫代表、竹谷とし子代表代行、西田実仁幹事長らが開票状況を見守った。斉藤代表は中継番組に相次いで出演し「酷暑の中、公明党を応援してくださった全ての皆さまに感謝申し上げます」と謝意を表明。今後の政権運営については「自民党との連立を前提に選挙協力し、政策実現のために一緒に頑張ってきた。自公連立を軸に考えたい」と述べた。
【兵庫選挙区】「高橋、バンザイ!」。当選確実の一報を受け、党県本部に詰め掛けた党員、支持者らは喜びを爆発させた。
13人が出馬した全国最激戦区で高橋氏は、他党有力候補と熾烈なデッドヒートを展開。党員、支持者らの奮闘で勝利をつかみ取った。高橋氏は「勝たせていただいたご恩を結果でお返ししていきます」と決意を述べた。
【福岡選挙区】「下野、当確!」の一報が入った瞬間、選挙事務所に詰め掛けた人たちが喜びを爆発させ、大歓声が沸き起こった。
最終盤まで緊迫した情勢が伝えられる中、党員、支持者の懸命な押し上げで死守した公明議席。マイクを握った下野氏は「真心からのご支援に感謝してもしきれません。全身全霊で働きます」と力強く語った。
【東京選挙区】全国最多の32人が出馬した激戦区。「川村、当確!」との一報に、選挙事務所に詰め掛けた党員、支持者らは喜びを爆発させ、大歓声と拍手で沸き返った。“闘魂のバトン”を受け継ぎ、大混戦を勝ち抜いた川村氏は「真心の支援への感謝を胸に『いのち守る政治』を貫き、東京から日本の未来を切り開いていきます」と力強く決意を語った。