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(公明、各地で活発に夏季議員研)立党精神貫き庶民守る/現場発の実現力磨こう/竹谷代表代行ら党幹部が力説

本日無料公明新聞2025年9月1日付 1面

 公明党は8月30、31両日、各地で活発に夏季議員研修会を開き、「大衆とともに」の立党精神を貫き、庶民を守り抜くとの決意を確認し合った。竹谷とし子代表代行ら党幹部は、現場発の政策実現力を磨くとともに、機関紙拡大など日常活動に徹し党勢拡大の上げ潮を築いていこうと呼び掛けた。

 【中国方面】竹谷代表代行は31日、広島市内で開かれた党中国方面本部(本部長=谷合正明参院会長)の夏季議員研修会に出席した。谷合本部長のほか、平林晃衆院議員、原田大二郎参院議員らが出席した。

 竹谷代表代行は先の参院選を振り返り、「逆風の中、厳しい選挙結果になったが、『悔しい思いをした、あの時から公明党の新しい歴史が始まった』と後に言われるよう党再生を皆さまと共に実現してきたい」と力説した。

 谷合本部長は「街頭演説で中国5県は全国トップレベルだ。機関紙拡大にも率先して取り組み、中国地方から日本政治の未来を開こう」と呼び掛けた。

 研修会では元総務相で株式会社野村総合研究所顧問の増田寛也氏が「人口減少社会を生き抜くために」と題し講演。島根県の佐々木厚子・安来市議、山口県の佐々木公恵・萩市議が活動報告を行った。

 【奈良】赤羽一嘉副代表は30日、奈良県斑鳩町で開催された党奈良県本部(代表=大国正博県議)の夏季議員研修会に出席し、「現場の小さな声を拾う公明党の議員が一番頼りになると、満天下に示していこう」と呼び掛けた。石川博崇参院幹事長、鰐淵洋子衆院議員、杉久武、司隆史の両参院議員も参加した。

 赤羽副代表は、地方議員の働きぶりを幅広い人に知ってもらうため、SNSも活用して訴求力を高める必要性を強調。「時代の変化に負けず、どんな逆風にも吹き飛ばされない力をつけ、庶民の暮らしを守り抜く使命を果たそう」と訴えた。

 会合では佐藤利治・河合町議が活動報告した。

 【和歌山】赤羽副代表は31日、和歌山市内で開かれた党和歌山県本部(代表=岩井弘次県議)の夏季議員研修会であいさつし、「現場第一主義を貫き、地域で闘い抜こう」と呼び掛けた。

 杉久武、高橋光男、司隆史の各参院議員が出席した。

 赤羽副代表は「議員として、現場の声を実現させる力をつけることが何よりも重要」と強調。市民相談への対応やSNSを活用した積極的な情報発信、公明新聞の拡大など、日常活動の一層の強化を訴えた。

 研修会では、堀良子県機関紙推進委員長(和歌山市議)が「昨年に続き今年も県内全支部が有権者比1%を達成できるよう、議員が先頭に立って闘う」と決意を表明。勝山則子・那智勝浦町議、田畑正昭・岩出市議が活動報告を行った。

 【佐賀】岡本三成政務調査会長は30日、佐賀市内で開かれた党佐賀県本部(代表=中本正一県議)の夏季議員研修会に出席し、立党精神を改めて確認した上で、「団結第一で前進していこう」と呼び掛けた。

 岡本政調会長は、先の参院選を振り返り、反省点として「党がめざす政策や社会像を分かりやすく示すことができなかった」との見解を表明。今後、政策をつくる際、「党のネットワークを生かし、皆さんの声を吸い上げ、議論して決めていくことが大切だ」と力説した。

 研修会では、グループ討議が行われたほか、年内に実施される佐賀、鳥栖両市議選の必勝を誓い合った。