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参院選当選の公明8氏 現場から始動
皆さまの真心に必ずお応えします!!--。20日投票の参院選で、かつてない激戦を制し当選を果たした公明8氏(選挙区4、比例区4)は早速、政策実現へ勢いよく始動しています。中小企業や農家、医療施設などを訪ね、現場の声に耳を傾ける8氏の姿を紹介します。
■安心の医療提供体制必ず/川村雄大氏(東京選挙区)
初当選した川村雄大氏は23日、東京都北区の赤羽東口病院を訪れ、地域医療の維持などについて河哲京事務長と意見を交わしたほか、救急外来の現場を視察しました。河事務長は、健康保険未加入者による医療費の未払いが病院経営を圧迫していると説明し、対策を要望。川村氏は、検討していきたいと応じた上で、「安心の医療提供体制の構築に全力で取り組む」と決意を述べました。
■物価高対策に全力尽くす/杉久武氏(大阪選挙区)
大阪選挙区の“伝統の1議席”を死守した杉久武氏。23日には、大阪市東住吉区で業務用カット野菜の加工を手掛けるGF株式会社を訪問し、王志敏代表取締役と意見交換しました。
王代表取締役は「原材料の野菜価格が高騰している。価格の安定化に向けた対策が必要だ」と要望。杉氏は「現場の声を基に、物価高対策に全力を尽くす」と決意を語りました。
■地場産業の活性化取り組む/高橋光男氏(兵庫選挙区)
全国最激戦区の兵庫選挙区を勝ち抜き、「現場の声から政治を進める」と決意する高橋光男氏。23日には、明石市にあるノリの加工販売を行う株式会社「鍵庄」を訪れ、入江雅仁代表取締役社長らと意見交換しました。
入江代表取締役社長は「ノリを製造し続けられるよう生産性向上や後継者育成に支援を」と要望。高橋氏は「持続可能な体制構築へ県・市と連携して取り組む」と応じました。
■福祉、教育の連携に力注ぐ/下野六太氏(福岡選挙区)
全国屈指の大激戦を突破した下野六太氏は「現場の課題を見つけ、解決に努めたい」と誓いを新たにしています。
23日には、北九州市のNPO法人「夢つむぎ」が運営する障がい児支援施設を訪問。同法人の高田遥佳副理事長が「子どもへのきめ細かな支援には縦割り行政を排除し、福祉、教育、医療が密に連携できる仕組みが必要だ」と訴えると、下野氏は「実現へ力を尽くす」と語りました。
■営農続けられる政策を決意/佐々木雅文氏(比例区)
初当選した佐々木雅文氏は24日、仙台市泉区西田中萱場地区の水田を訪れ、農家と懇談。萱場中水利組合の熊谷和男組合長らは主力品種「ひとめぼれ」が出穂期を迎える中、「高温少雨が続き、コメの一部が白く濁ることが心配」「農業資材や燃油の高騰が経営を圧迫している。負担軽減策をお願いしたい」と語りました。佐々木氏は「安心して営農を続けられる環境整備に取り組む」と述べました。
■賃上げへ中小企業の声聴く/平木大作氏(比例区)
平木大作氏は24日、千葉県市川市にあるオフィス家具のリユース事業などを展開している株式会社トミザワを訪れ、物価高を上回る賃上げの実現に向け、意見を交わしました。富沢博代表取締役会長からは「中小企業の稼ぐ力を底上げする支援策の充実を」との要望が。これに対し平木氏は「現場で働く労働者が賃金の上昇を実感できる環境整備に全力を尽くす」と力強く決意を語りました。
■子育て世代に安心届ける/司隆史氏(比例区)
初当選した司隆史氏は24日、大阪市東成区で子育て中の母親と懇談しました。5歳の子を持つ草分潤さんからは「物価高で毎日の食費が本当に厳しい」との声が。4人の子を育てる前川淑子さんは「夫が奨学金の返済を続けている。奨学金減税を実現してほしい」と期待を寄せました。3児の父の司氏は「地方議員出身として、今後も現場の声から安心を届けていく」と語っていました。
■介護職の環境改善めざす/原田大二郎氏(比例区)
「医療や介護を日本の成長分野にしていく」と訴え抜き、初当選した原田大二郎氏。23日には、松山市にある老人保健施設「れんげ荘」を訪問し、介護職員らと意見交換したほか、利用者に励ましを送りました。
研修内容の見直しや人材不足など現場の課題を聴いた原田氏は「頂いた声をしっかりと国に届け、処遇や労働環境の改善に取り組む」と応じました。