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(東日本大震災15年)何年たっても、変わらぬ思い
公明新聞2026年3月12日付 1面
月日が流れても、過ぎゆかない「時」がある。2011年3月11日。記憶の中に生きる亡き人は、あの日のまま。
15年前、突如と牙をむき、多くの人々の命と故郷を奪い去った海。11日、岩手、宮城、福島の3県では、海に向かって犠牲者を悼み、早朝から祈りをささげる人の姿が相次いだ。
朝日が昇り、暖かい日差しに包まれた岩手県大槌町。穏やかな波が打ち寄せる吉里吉里海岸には、祖母を津波で亡くした家族が花を手向け、手を合わせる。
「おばあちゃんが大好きだった4人の孫は元気に成長しているよ」。何年たっても、変わらぬ思いを伝えていた。=東日本大震災取材班