中道改革連合が9日、中道勢力を拡大するための「新たな形態」について方針を決めました。立憲民主党出身の議員は新党を結成、公明党出身の議員は公明に再結集するなどして、次期臨時国会において衆院会派「中道」を結成する方向です。公明党としての受け止めや今後の方針について、竹谷とし子代表に聞きました。 --中道勢力を結集するため、中道への合流をめざしてきましたが。 竹谷 まず中道、立憲、公明の合流協議が、ご期待に沿う結果とならなかったことについて、党員、支持者をはじめ、国民の皆さまに心からおわび申し上げます。 中道は、国民の命と暮らし、平和を守る政治の実現のため、2月の衆院選を前に結党されました。厳冬の超短期決戦となった衆院選では、中道に対し、公明党の党員、支持者の皆さまから献身的なご支援を頂き、できたばかりの新党への支持を大きく広げていただきました。衆院選後は、参院議員の合流に向けて3党で協議を続けてきましたが、残念ながら合意に至らず、国民の皆さまとの約束を果たせなかったことは痛恨の極みです。本当に申し訳ない思いでいっぱいです。 --なぜ合流できなかったのですか。 竹谷 公明党は、この半年間で立憲や、中道の立憲出身者、立憲の支持団体の幹部と協議を重ね、公明党地方議員の方々から一任を頂き、最後まで中道への合流の準備を進めてきました。しかし最終的に、立憲から「中道への組織的合流はしない」との判断が示され、大変残念であり、悔しいことでしたが、受け入れざるを得ませんでした。 公明党だけが合流することも検討しましたが、立憲の合流も前提としていた中道所属の前衆院議員が大量に離党しかねないとの懸念もありました。これでは「中道の塊を大きくする」との本来の目的に逆行しかねず、公明党としても中道への合流を断念することを決断しました。 --公明出身の衆院議員は中道を離党することになりました。 竹谷 公明党は復党を受け入れ、衆参そろった国政政党として、地方議員との強固なつながりを持ったネットワーク政党として体制を整え、再び大きな力を発揮したいと考えています。 私たち公明党が結党以来めざしてきた「国民の命と暮らしを、ど真ん中に据えた中道政治」を実現するとの決意は決して変わりません。昨年11月に示した「中道改革の旗を掲げ、与野党の結集軸となる」との方針の下、衆院における統一会派「中道」として、新党と連携し、政党の枠を超えた中道の塊を大きくしていきます。 これからも、中道結党時に掲げた「政策5本柱」の具体化を進め、先の衆院選で「中道」とお書きいただいた1043万票の負託に全力で応えてまいります。 ■地方選、連続勝利で党を強く --再結集する公明党の今後の方針は。 竹谷 物価高や、医療、介護、教育、子育てなどの社会保障、貧困、格差、気候変動、平和、政治とカネの問題といった重要政治課題が山積しています。中道勢力の軸を担い、こうした課題を一つ一つ乗り越えていくには、公明党がより強くならなくてはなりません。 そのためにも、まずは今週末の沖縄統一選挙、そして今後行われる統一外選挙に連続勝利し、来年の統一地方選挙、東北復興選挙に完勝してまいります。 今後、臨時国会の開会に合わせて公明党大会を開催し、再結集した党として新しい出発を切ります。多くの皆さまの希望や願いである「衆望」を担う党、より開かれた党を築き、中道政治実現への新たな道を切り開いていく決意です。