ドラマが生まれる交差点がある。一瞬の出会いから、誰にも相談できずに諦めかけていた人の心に希望の灯がパッとともる。人生が前へと動き出す。 人工呼吸器を使う女の子が動物園や映画館に行けるようになった物語、戦火が広がるウクライナからの救出劇、60代女性が漫才コンクール「M-1グランプリ」大阪大会への出場を果たしたびっくり仰天ニュース--。きっかけはどれも、この交差点での出会い。 舞台は、大阪府南西部の和泉市。全国どこにでもある街の交差点。公明党市議の垰田英伸(52)は、来る日も来る日も交差点に立ち、行き交う人や車に深々と頭を下げる。そばには「私は議員です! ご相談ご要望受付中!」と印字された、のぼり旗。「本人」と書かれたタスキを着けて。その使い込まれたタスキには、ペットボトルのキャップがくくり付けてある。=3面に続く