新潟県三条市にあるJR東日本信越本線「牛ケ島踏切」の拡幅工事が完了し、公明党の燕幸男、阿部育子両市議、4月末に勇退した笹川信子前市議がこのほど現地を訪れた。 JR信越本線と市道松ノ木合屋線が交差する牛ケ島踏切は、国道403号への抜け道や生活道路として地元住民らに利用されている。これまで踏切内の幅員が市道側の幅員より極端に狭く、片側の通行車両が踏切手前で停止し、交互に通り抜ける状況だった。 このため、市道は朝夕の通勤時間帯に渋滞が発生。加えて、通行禁止の大型車両は、市立大崎学園の通学路になっている別の市道に迂回しなければならず、児童生徒の安全対策が課題だった。 同踏切は2021年4月、「改正踏切道改良促進法」に基づき「改良すべき踏切道」の第1弾として指定され、同年に拡幅工事の事業化が決まった。その後、JRが路線測量や設計、迂回路整備などを進めて24年8月から工事に着手。車が踏切内で対面通行できるよう道路幅員を拡幅改良し、大型車両も通行できるようになった。約1年半の着工期間を経て今年2月25日から供用を再開している。 ■公明、要望活動や議会論戦で尽力 ■通学路の安全対策と避難路確保にも寄与 踏切の拡幅実現に向け、公明党は地元住民の声を受け止めて要望活動や市議会での論戦に尽くした。 「災害時の避難路を確保するためにも、踏切を拡幅できないか」。18年の初め、近隣に住む加藤敏男さんは、河川堤防の決壊など過去の豪雨被害を念頭に笹川前市議へ相談。笹川前市議は同年6月の定例会で、防災・減災の観点から踏切改良対策を要請した。 その翌月に開かれた党政務調査会の国会議員と北陸信越方面(当時)で活動する地方議員の政策懇談会の場でも、地域課題の実例として報告。この声を拾い上げた党の国会議員は、JRや国土交通省と協議を重ね、事業推進を後押ししていた。 一方、燕市議は23年3月定例会で、児童生徒の安全・安心な通学路の確保に向け踏切拡幅工事の進捗状況を確認。同年10月には、党市議団としてJR東日本新潟支社長に対し、牛ケ島踏切拡幅工事の早期完成を求める要望書を提出していた。 「長年待ち望んでいた。一つの市民相談から、粘り強く動いてくれた公明党に感謝している」。敏男さんと妻のサイ子さんは口をそろえ、喜びを語っていた。