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「中道」大きな勢力に/公明、立憲と新党結成へ/衆院議員のみ参加
■両党首が合意
公明党の斉藤鉄夫代表は15日午後、国会内で立憲民主党の野田佳彦代表と会談し、中道改革勢力を結集するため、両党の衆院議員が参加した新党を結成することで合意した。新党の名称や綱領、基本政策など新党結成の準備を急ぐとともに、高市早苗首相が19日に正式表明する衆院解散・総選挙に向けた候補者の擁立作業を進めていくことで一致した。
新党は、公明、立憲民主両党が存続したまま設立され、中道改革の理念や公明党が掲げた「政策5本柱」に賛同する議員が両党をそれぞれ離党した上で参加。参院議員や地方議員は引き続き、両党に所属する。
衆院選小選挙区では、中道改革理念に賛同し、結集した候補者を両党が支援。新党では、これまで公明党が候補者を擁立してきた小選挙区に公明党出身の候補者を擁立しない。比例代表名簿には公明党出身の衆院議員も登載し、統一名簿を作成する。
党首会談に先立ち公明党は、東京都新宿区の党本部で開かれた中央幹事会で「公明党の今後の方針」などについて協議。党所属の全衆院議員が離党し、新党に参加することや、次期衆院選において新党を全面的に支援することを議決した上で、新党結成に向けた今後の対応を斉藤代表に一任した。
中央幹事会で斉藤代表は、今回の衆院解散について、物価高や円安、金利上昇が進み、国民生活が厳しくなる中、「素早く政治が手を打つための予算審議のはずだが、そういう中にあって政治空白をつくる衆院解散は全く理解ができない」と指摘した上で「解散は首相の専権事項、受けて立ち、勝っていきたい」と力説した。
公明党が掲げる中道主義については「世界の中で中道の勢力が増すことが世界平和につながる。分断と対立、右傾化が進む政治状況の中で合意を得ていく中道主義の大きな塊をつくることが日本の未来をつくることになる」と強調。「日本の暮らしと平和、非核を守っていく中道勢力の結集を図らなければならない」と訴えた。
一方、党首会談終了後、野田代表は記者団に対し「公明党から中道改革勢力の結集軸という呼び掛けがあった。われわれも中道の思いは共有するということで協力していきたい」と表明。「できるだけ多くの仲間が賛同し、合流するようにしていきたい」と述べた。