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診療科名に「睡眠障害」/施行に向け学術団体照会へ/公明推進、内科などと組み合わせで
公明新聞2026年3月7日付 2面
厚生労働省の医道審議会は6日、単独で掲げられる内科や精神科などの診療科名に「睡眠障害」を加えて「睡眠障害内科」などと掲げることができるようにする方針を示した。今後、学術団体への意見照会、パブリックコメント(意見公募)を経て施行される見込み。公明党が推進してきた。
睡眠障害は、不眠症や、日中に過剰な眠気がある過眠症など、睡眠に関連する病気の総称。日本睡眠学会によると、経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均睡眠時間は8時間28分だが、日本は大きく下回り7時間22分で最も短く、日本人の5人に1人が睡眠に関する問題を抱えている。
睡眠障害への医療アクセス確保をするため、同学会は昨年4月、厚労省に診療科名への追加を求める要望書を提出。公明党の秋野公造政務調査会長は同学会からの要請を踏まえ、睡眠に悩む患者が適切な診療を受けられるよう医療機関が“睡眠科”などと標榜できるよう国会質疑で提案するなど、一貫して取り組みを後押ししてきた。
同学会の内村直尚理事長は「これまでは睡眠障害があっても、どの診療科に行けばいいか判断できていない人も多かった。今後は診療の質を担保しながら、早期の診断、治療につなげていきたい」と話す。秋野政調会長は「いよいよ施行に向けての準備が始まった。良質な睡眠を取ることの価値を広めるため、さらに後押ししていきたい」と述べている。