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公明、22日から中国訪問/友好深化の流れを強固に/斉藤代表に竹谷、平林氏が同行
公明新聞2025年4月11日付 1面
10日の中央幹事会で公明党の斉藤鉄夫代表は、党として今月22日から25日の日程で中国を訪問すると発表した。斉藤代表を団長に、竹谷とし子代表代行、平林晃国際局次長(衆院議員)が同行する。
今回の訪中は、中国共産党中央対外連絡部(中連部)の招へいによるもの。北京や遼寧省を訪問し、中国共産党幹部や政府要人と会談する予定。党訪中団は2023年11月以来で、斉藤代表の訪中は代表就任以来初めて。
中央幹事会の席上、斉藤代表は今回の訪中の意義について「国際社会が不透明さを増す中、中国は日本にとって最大の貿易相手国であり、経済、外交の両面で戦略的に重要なパートナーだ。要人との会見を通して友好を深め、経済や安全保障などの懸念についても率直に意見を交わし、前向きな解決に向けて取り組みたい」と強調した。
日中関係の発展に向けては「今年1月に再開された日中与党交流協議会など前向きな流れをさらに確かなものにしたい」との考えを表明。その上で、かつて自身が中国と交流を重ねてきたことを振り返り「07年には当時、政治局常務委員だった習近平氏と人民大会堂で会見した経験もある。これまで積み重ねてきた信頼を基に中国指導部と率直な対話を行い、日中関係のさらなる深化に貢献していく」と力説した。