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公明と協力「重要な価値」/国際保健の向上めざす/ビル・ゲイツ氏、斉藤代表との会談で表明
公明新聞2025年8月20日付 1面
公明党の斉藤鉄夫代表は19日午前、ゲイツ財団議長のビル・ゲイツ氏と衆院第1議員会館で会談し、全世界で保健衛生の向上に取り組む「グローバルヘルス(国際保健)」の強化へ、連携して取り組むことで一致した。
会談には、公明党の岡本三成政務調査会長、谷合正明参院会長、秋野公造・国際保健推進委員長(参院議員)らが同席した。
斉藤代表は、公明党が途上国でのワクチン接種を推進する国際組織「Gaviワクチンアライアンス」への日本の貢献を後押ししてきたことに触れ「公明党は財団の考え方に共鳴し、国際保健を拡充する政策を実行している」と力説した。
ゲイツ氏は「公明党とのパートナーシップは私たちにとって、とても重要で価値のあるものだ。グローバルヘルスに対して、めざしていることは同じだ」と語った。
その上で、現下の国際情勢について「ワクチンではなく、武器を買うことにお金を費やす方向に動いている」と指摘。「軍備にお金を使うのではなく、命を救うことにお金を使うべきだ」と強調し、各国がグローバルヘルスの優先順位を高めていくことが大切だと訴えた。
一方、ゲイツ氏は同日午後、首相官邸で石破茂首相とも会談。面会を仲介した斉藤代表も同席した。
席上、石破首相はグローバルヘルスを推進する国際機関に対し「日本もしっかりと貢献していきたい」と表明。ゲイツ氏は日本政府の取り組みに謝意を示した。