公明新聞電子版 詳細ページ
ピックアップ
国民民主の理解得る案に/「103万円の壁」引き上げ、3党で誠実に協議/自公党首会談で斉藤代表
公明新聞2025年2月19日付 1面
石破茂首相(自民党総裁)と公明党の斉藤鉄夫代表は18日昼、首相官邸で会談し、2025年度予算案の成立に向け、野党との協議を着実に進めていくことを確認した。
席上、斉藤代表は、所得税が課され始める年収「103万円の壁」の引き上げ幅について「誠実に対応し、国民民主党の理解が得られるように、しっかりとした提案をしていくべきだ」と訴えた。
この中で斉藤代表は、引き上げ幅を年収に応じて変える新たな自民党案に触れ、「これでは不十分であり、有権者の理解は得られないのではないか。理解を得られる進め方をしていくべきだ」と指摘。石破首相は、3党の協議をしっかりと進めて「最終的には3党で合意したい」と応じた。
3月に米ニューヨークで開催される核兵器禁止条約締約国会議について斉藤代表は、日本がオブザーバー参加をする意義を改めて訴えた上で、現地に公明党議員を派遣すると伝えた。
一方、自公党首は今夏の参院選に向けて両党の選挙協力を進め、与党で過半数の確保をめざしていくことを確認した。