とにかく広い。島根県西部の益田市と、公明議員がいない空白区の津和野町、吉賀町の1市2町で活動する党益田支部(支部長=永戸明美市議)。総面積は東京23区の2倍以上にも及ぶ。永戸支部長は2023年8月の初当選後から党支部長を務め、この広大な天地を唯一の公明議員として走る。 先月27日に益田市内で開かれた支部会。この日一番の盛り上がりを見せたのは恒例の「質問タイム」だ。参加者から「道路が凸凹していて危険」「側溝にふたの設置を」などと、相談が次々と寄せられた。“地域のために”と一生懸命に話す党員。その声を聴きもらすまいと、永戸支部長が耳を傾ける。 「参加すると元気をもらえる」と喜ぶのは、吉賀町から参加した党員夫妻。支部の党員同士が顔を合わせる機会を楽しみにする。「でも津和野や吉賀からは遠いので大変だからと、永戸さんが工夫してくれているんですよ」 その工夫とは“出前型支部会”だ。津和野、吉賀両町は山間地が広がり、益田市内へは車で1時間ほど。特に夜間に足を運ぶのは容易ではない。永戸支部長は初当選から間もない頃、両町の党員から「みんな支部会に参加したがっている。できれば、近くでも開催してほしい」との要望があった。 空白区を共に支える党員の熱意に触れ、永戸支部長は「津和野、吉賀の個人宅や公民館で“出前型支部会”をやろう!」と決意。24年春に吉賀町で初開催し、同年夏には津和野町でも開いた。益田市からの党員らを含め、約30人が集まるなど活気あふれる支部会を重ねてきた。 ■相談にすぐ動き、党理解深まる 特に空白区の党員らにとって、支部会は直接声を届けられる絶好の機会である。相談を受けた永戸支部長は、吉賀町でガードレール改修などを実現。津和野町でも、暮らしの問題などの住民相談に対応してきた。党内外問わず、「すぐ動いてくれてありがたい」との評価も。支部全域に“公明党ここにあり”と信頼が広がっている。 永戸支部長は「党員、支持者の皆さまと力を合わせて、もっと地域に根を広げていきたい」と意気込み、さらなる党勢拡大を誓っていた。