■現代美術家の公明市議が原爆に因縁ある画家と共同制作 被爆地・ヒロシマから平和の祈りを込めた芸術作品を--。広島市中区の「ギャラリーG」で19日、被爆2世の現代美術家でもある公明党の田中勝市議と、原爆を開発するマンハッタン計画に物理学者だった亡父が携わったという米国人画家のベッツィ・ミラー・キュウズさんとの共同制作による作品展が始まった。 米国の美術展で出会い意気投合した二人は、1999年から「平和の新世紀」プロジェクトとして共同制作を開始。作品は、田中市議が撮影した写真に、ミラー・キュウズさんのアクリル画を重ね合わせて制作される。過去には、人類初の原爆製造の地・米国ロスアラモスで作品展を開催するなど、国際的な活動を展開してきた。 今回の作品展は、世界平和、核兵器廃絶への希望を未来に紡ぐとのメッセージを込め、「Tsumugu-reborn-」と題した。沖縄の核ミサイル施設跡とひまわりの写真に、光の粒子を生み出す偶像の絵画を重ねた「希望の選択-沖縄のひまわり-」など全19作品を展示している。 初日には多数の来場者を迎え、田中市議が熱心に案内。「日本と米国の心を重ね合わせた作品。技法よりも全体を貫く思想、コンセプトをご覧いただければ」と話していた。ミラー・キュウズさんは「作品が持つ人の心に寄り添う力は、直面する困難な時代に静かな変化を生み出す」とメッセージを寄せている。 ◇ 24日まで。23日午後6時からと、24日午後2時からは、同会場で田中市議のトークイベントも行われる。