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熟議でより良い予算案に/野党の提案も前向きに議論/NHK番組で赤羽副代表

公明新聞2025年2月3日付 1面

 公明党の赤羽一嘉副代表は2日、NHK番組「日曜討論」に衆院予算委員会の与野党理事らと共に出演し、2025年度予算案の成立に向けて「熟議を重ねて良い結論を導く。柔軟な考えで野党の建設的な意見をくみ上げ、意見を交わしながら良いものにする努力を続けていきたい」との見解を示した。

 赤羽副代表は、少数与党の状況下で予算案を成立させるには野党の賛成が必要だとした上で、野党からの提案について「国民生活の改善に寄与するものであれば、恒久的にできるかどうか財源の問題も含めて前向きに議論したい」と述べた。

 自民党派閥の政治資金問題を巡る旧安倍派の会計責任者(当時)の衆院予算委への参考人招致に対しては「問題の真相解明は重要だ」と力説。その上で、招致の議決で公明が退席した理由について「全会一致(での議決)は、民主主義と参考人の人権の観点から半世紀以上守られてきたルールだ。公明党は数の力で決めてはならないと考え、退席した」と説明した。

 予算案審議の充実に向けては、議員側が質問内容を政府へ事前に伝える「質問通告」に言及。通告が著しく遅くなると政府側の負担が増えることから「通告を丁寧に行うなど、しっかりただして審議が深まるようにしていくべきだ」との考えを示した。