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(トランプ米大統領就任)首脳の信頼構築が重要/斉藤代表、パリ協定離脱に懸念も

公明新聞2025年1月22日付 1面

 公明党の斉藤鉄夫代表は21日昼、首相官邸で記者団に対し、トランプ米大統領の就任を受け「今後、石破茂首相とトランプ大統領の信頼関係を構築し、米国が自由主義社会のリーダーとして、日本と共に世界でリーダーシップを発揮してもらえるようにしなくてはならない。与党として、石破首相を支えていきたい」との見解を示した。

 斉藤代表は、トランプ大統領が気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」からの再離脱を表明したことに対し「人類が今、抱えている課題を米国も一緒になって解決していかなくてはならないが、その体制をどう維持していくのか心配だ」と懸念を表明。メキシコやカナダへの追加関税に関しては、日米の首脳間で「米国や日本にとって自由貿易体制を維持することの意義や利益を話し、説得することが大切だ」と述べた。

 斉藤代表は同日、トランプ米大統領の就任に際し、在日米国大使館を通じて、「閣下ならびに貴国民の皆さまに、公明党を代表し、衷心より敬意と祝意を表す」とのメッセージを送った。