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維新元幹部、党の実態暴露
公明新聞2024年10月26日付 2面
■参院幹事長さえ知らない公約
■企業団体にパーティー券売り
■うそを重ねた社会保障改革
日本維新の会の国会議員団幹事長代理、政務調査会長を歴任した足立康史前衆院議員が25日公開のユーチューブ動画で、維新の実態を暴露した。同氏の発言要旨は次の通り。
【衆院選公約】維新の「消費税減税」という公約に、(維新参院幹事長の)猪瀬直樹さんが(自身のXで)「消費税減税なんて無意味」「気づいたら滑り込んでいた」と発信している。参院幹事長でさえ知らない公約を掲げている。
【政治献金】維新は結党時から企業団体献金はもらわないと言ってきたが、この10年以上、政治資金パーティーをやってパーティー券を企業団体に売ってきた。自民党の政治資金問題が勃発してから批判されたので、パーティー券の企業団体売りは今回から禁止に。ところが個人売りと称して中堅・中小零細企業社長向けのパーティー券売りは続いている。
【高齢者医療費】社会保障改革と言うが、維新は“高齢者医療費の3割負担で生み出した財源で現役世代の社会保険料負担を軽減する”と言っている。しかし、(低所得者などには)還付するので、財源は1円も生み出せない。
後期高齢者医療制度の税財源化も言っている。高齢者医療費は18兆円かかる。どの税でやるのか。何も示さず、所得税も消費税も法人税も下げると言う。共産党でもやらない、うそを重ねた政策を恥ずかしげもなく訴えている政治家は衆院議員になる資格はない。