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(2025都議選トピックス)街頭演説会場で聞きました/10代、20代の有権者、何に関心?/所得を増やす政策望む
公明新聞2025年6月18日付 7面
10代、20代の有権者は、熱戦が続く東京都議選をどう見ているか--。告示日の13日から15日の3日間、都内で開かれた公明党の街頭演説会のうち、36カ所で18~20代に聞き取り調査を行い、69人から率直な声が聞けた。
■無党派層、投票先「SNSで調べる」
公明候補の訴えに熱心に耳を傾けた新宿区の男子学生(22)は「生活に直結する政策を実現してほしい」と希望。調査全体でも、給与アップや減税、社会保険料の負担軽減などで「所得を増やして」(24歳男性)とのニーズが目立った。
公明党に対しては、重点政策で掲げる現役世帯の平均年収200万円アップや子育て支援充実への期待が大きい。一人暮らしの家賃補助や、小学生から大学生まで都内のバスなどに安く乗れる「学生パス」の導入など「学生が恩恵を受ける政策を進めて」(21歳女子学生)といった声も上がった。
■候補の誠実さ、振る舞いも重視
投票先の決め手については、ネット上でアンケートに答えて自分の考えに近い政党・候補を調べる「ボートマッチ」の活用や、実績や政策を「SNSで調べる」(20代女性)といった判断基準を持つ傾向も。材料を探そうと、SNSの情報を見て街頭演説に足を運んだ人も少なくなかった。
話が聞けた若者のうち20人近くは、支持政党を持たない無党派層。「人生初の街頭演説で迫力があった」(18歳男子学生)、「子どもを望んでいるので、子育て支援に力を入れてくれる政党を選びたい」(20代女性会社員)、「候補の誠実さと振る舞い、有権者と真剣に向き合っているかを重視する」(23歳男性会社員)と演説を見守った。
24歳の男性会社員は「まだ決めていない。主張や政策、候補を見比べて決める」と。投票日まで残り4日。公明候補の人柄や実績・政策をどんどん届けたい。