「また転ぶのが怖くて、車道に出て歩いていました」。名古屋市千種区の公明党員・藪崎順子さんが胸中を打ち明ける。10年前、同区御影町の坂道(市道)で藪崎さんは転倒し、かかとを骨折。プレートを入れた。今も足首に痕が残る。この坂道の歩道5カ所にこのほど、ガードパイプが設置された。 坂道の上は住宅街。下は県道につながり、市営地下鉄の駅や商業施設へ行ける。県道の手前は大きなカーブで、歩道だけが急勾配になるが、手すりなどつかまる物がなく危険だった。藪崎さんは「自転車に乗った小学生が転んだのを見た。大けがをする人が出るのではないかと不安だった」と語る。党員の板倉忠さんは「坂の途中なので休めず、つえをついた高齢の人は上るのが大変そうだった」と話す。 公明党の田辺雄一市議は昨年11月、現場を含む地域で党員、支持者との懇談会を開催。党員の代表が藪崎さんの転倒を取り上げ、安全対策を求めた。田辺市議は市側に対し、坂道の危険な箇所へのガードパイプ設置を要望していた。 「今はパイプをつかんで、安心して歩道を歩けます。本当にありがたいです。もうけがをする人がいないように」。藪崎さんは感謝の意と願いを込めて語った。