「安心して通れるようになってうれしい。皆さん喜んでいます」。高松市上福岡町にある「讃岐漆芸美術館」前の市道がこのほど、きれいに舗装され、同美術館オーナーの多田博文さんは笑顔を見せた。 10年以上前から経年劣化で路面がひび割れて凸凹。各所に穴が空いている状態だった。6年ほど前、走行中の自転車が穴にハンドルを取られて転倒する事故が発生。多田さんは市当局に改善を要望したが、事故原因の穴をふさいだだけだった。その後、別の穴に未就学児が足を取られて転倒し、膝を3針縫う大けがを負った。「ちゃんと舗装整備しないとまた事故が起こる」。多田さんは全面的な改善を求めたが、市側は「舗装の計画はない」とつれない返事。またしても、部分的な修繕にとどまった。 その場しのぎの応急措置にすっきりしない中、多田さんは、日頃から地域活動に尽力する知人の後藤和良さんに状況を打ち明けた。党員でもある後藤さんは、公明党の中村秀三市議に多田さんの声をつなぎ、3人で現地を確認。中村市議が直ちに市に対応を求め、約160メートルにわたる今回の工事実現に導いた。 「後藤さんに出会っていなかったら解決しなかったと思う」。多田さんは率直な気持ちを語り、「中村市議に相談したらすぐに動いてくれ、本当にありがたい」と、喜びもひとしおの様子だった。