「巻き込み力」で、周囲を味方に!人を動かす3つの習慣
「周りを巻き込んで、やりたいことを実現したい!」。そう思っても、現実は人間関係に悩んだり、失敗を恐れて一歩が踏み出せなかったり……。そんな20〜40代の皆さんに送る、明日から使える「巻き込み力」を紹介します。「情熱無限大」を掲げ、圧倒的な巻き込み力で地域を沸かせる司隆史参院議員に話を聞きました。
- 相手の背景を聞き、自分も一つ開示する
- 自己開示と「睡眠」で、パフォーマンスを最大化する
- 失敗を恐れず、「等身大」で勝負する
相手の背景を聞き、自分も一つ開示する

--司さんは、目標達成のために周囲の協力を引き出し、成果を出す「巻き込み力」がすごいなと感じるんですが、率直にどうですか?
そんな特殊能力ありませんよ(笑)。でも、周囲を味方に付けたいと思って、コミュニケーションを取る際も、あらゆる努力をしています。やりたいことを実行するときに、周囲に味方がたくさんいた方が、絶対うまくいくはずです。仕事でも、自分の担当する業務に対して、上司や同僚が理解してくれていたら、やりやすいですよね。そのためには、周囲に「応援したい」と思ってもらえる存在になることが大切です。その努力は惜しむべきではないというのが私の持論ですね。
--司さんのその明るさって、どこから来ているんですか?
分かりません(笑)。ただ幼少期は、家族全員の自己主張がものすごく強くて、その中で「自分をどう表現しようか」と周囲を観察してばかりいる子どもでした。転機は大学時代です。仲間と本音で語り合う中で、一見悩みなんてなさそうな人でも、実は将来の夢や家族のことで葛藤を抱えていると知りました。「自分らしく生きたい、でも表現できない」というもどかしさはみんな共通なんだ、自分だけじゃないんだと感じたことが、今の私の原点になっています。
--その経験が、今の原動力になっているんですね。
はい。一人一人が個性を生かし、伸び伸びと自分らしく、社会で表現できることが私のめざす社会です。だからこそ、誰に対しても「この人は今、何を思って頑張っているのか」と、相手のバックボーンにすごく興味が湧くんです。会話の中でも自然と「どこから来られたんですか?」「ご兄弟はいますか?」と奥の方まで入り込んで聞いてしまう。例えば「どこ出身ですか?」と一つ聞いたら、自分も「私は〇〇出身なんです」と一言添えるだけでも、会話の距離は一気に縮まります。相手を知りたい、同時に自分のことも知ってほしいという純粋な興味が、信頼関係を構築する上での種になるのではないでしょうか。
--司さんの日常活動は、いい意味でぶっ飛んでいて話題ですよ。
確かにインパクトは強いかもしれませんね(笑)。日本の伝統的な「菅笠(農作業や旅の際、日よけ・雨よけとして用いられる帽子状のかぶり物)」を身に付け、ボロボロになるまで地域行事の「だんじり」に飛び込んだり、街頭で大きなうちわを持って道行く人に風とエールを送るのも、単なるパフォーマンスではなく、皆さんの本音を知り心の距離を縮めたいという、一心からなんですよ。
自己開示と「睡眠」で、パフォーマンスを最大化する

--初対面の人でもすぐ打ち解けていますよね。意識していることってありますか?
まずは自分から「自己開示」をすることです。相手のことを知らないから、自分の中のイメージだけがどんどん膨らんでいきます。その「自分の作り上げたイメージ」という色眼鏡で相手を見てしまい、その結果、相手のことがどんどん見えなくなっていく……。そして「よし、相手のことを知ろう!」と思って、部下や後輩に「あなたのこと聞かせて」といきなり言っても、相手はびっくりするだけです。だからこそ、まずは自分のキャラクターを隠さずさらけ出すことで、相手の心の垣根を取り払うのです。もちろん、相手の反応を見て「あ、今は行き過ぎた(地雷を踏んだ)な」と思ったら、即座にチャンネルを切り替えて、鬼のように聞き役に徹することもありますけどね(笑)。
--あのパワーの源って何なんですか?
実は、一番大事にしているのは「睡眠」なんです。オススメは、寝る時間を決めてから予定を入れること。例えば、夜11時に寝ると定め、そこから逆算して仕事や家事など全てやり切ると腹を決めるのです。最初は週に1日だけでも、この習慣を試してみるのもおすすめです。私も父が小学校の教師で、「ともかく寝ろ」とずっと言われ続けて育ちました。今でも、毎日忙しいですが、時間をやりくりして7〜8時間は寝るように絶えず気にしています。人の話を聞くのも、共感するのも、情熱を伝えるのも、実はすごくパワーがいるんです。睡眠不足だと相手への配慮ができなくなり、パフォーマンスがガタ落ちして空回りしてしまいます。明日の自分のために「“ここで終わる”と決めて寝る」ことが、結果的に最高の集中力を生みます。
失敗を恐れず、「等身大」で勝負する

--新社会人などは、失敗を恐れて「よく見せよう」と背伸びしてしまいがちです。失敗を怖がらないためには、どう考えたらいいですか?
背伸びする必要なんて、一切ありません! 私もかつて、東京の営業職に飛び込んだとき、関西の〝ノリ〟全開で突っ走って周囲にドン引きされた苦い失敗があります(笑)。 自分をよく見せようと偽っても、結局自分が一番しんどくなるだけなんです。 分からないことは素直に「教えてください!」と言える、等身大のスタンスでいい。分からないことがあったら、その日のうちに一つだけ「教えてください」と聞いてみる。そんな小さな一歩が、信頼関係を築くきっかけになります。それは相手にとっても、自分の知識や経験を若手に共有できる「プラスの機会」になりますから。
--失敗を恐れないマインドを持つにはどうすればいいでしょうか。
まずは、自分がその場所で「何をしたいのか」というビジョンを持つことが大切です。やりたい目的がはっきりしていれば、たとえ人間関係で失敗しても、それを乗り越えるきっかけに変わります。具体的には、「自分が今、何をしたいのか」「どんな自分になりたいのか」を箇条書きでもいいので書き出してみましょう。そこが明確になれば、アプローチの仕方もはっきりするはずです。周囲と良好な人間関係を築くのは、あくまで自分自身の目的達成のための手段の一つなんです。
--最後に、若い世代へのメッセージをお願いします。
皆さんの可能性は、文字通り「無限大」です! 日々の忙しさに忙殺されることもあるでしょうが、自分が「何をやりたいか」というピュアな思いを、どうか大切に抱きしめてください。 あなたが自分らしく生きることは、必ず周りに良い影響を及ぼし、より良い社会を作る大きな力になります。 「情熱無限大」で、一緒に突き進んでいきましょう!





