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春闘
2025年2月3日
「春季闘争」の略語で、毎年春に労働組合やその全国組織が一斉に賃金引き上げや労働環境の改善などを要求・交渉する運動。2~3月ごろに交渉のピークになることから「春闘」と呼ばれています。春闘の際に、よく耳にするベアとは「ベースアップ」の略で、給料のベース、つまり基本給を引き上げることです。現在の春闘方式は1956年から始まったと言われており、半世紀以上の歴史があります。
2025年の春闘は、高水準となった昨年の賃上げの勢いを定着させ、雇用の7割を占める中小企業にどこまで波及させられるかが焦点。連合の集計によると、昨年の平均賃上げ率は全体で5・10%となる一方、中小企業は4・45%にとどまり、大企業との格差が広がっています。そこで賃上げの原資を確保しやすい環境を整えていくため、公明党の推進で24年度補正予算では、ものづくり補助金やIT導入補助金が拡充され、25年度予算案では、技術やサービスの高度化を図るための支援策なども強化されます。また今国会では、供給網全体での適切な価格転嫁を促す下請法の改正をめざします。
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