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アルテミス計画

2024年3月14日

アポロ計画以来およそ半世紀ぶりに再び月へ行く計画として、2017年に発表された米航空宇宙局(NASA)が主導する国際プロジェクト。日本や欧州連合(EU)などが参加しています。「アルテミス」という名称は、ギリシャ神話でアポロの双子とされる月の女神に由来しており、女性初の月着陸を意識して名付けられました。

計画では、月面探査や月面基地建設をはじめ、将来的には人類を火星にまで送ることを掲げ、3段階に分けて実施しています。

具体的には、無人で行う月周回飛行試験の「アルテミスⅠ」、その有人試験となる「アルテミスⅡ」と続きます。「アルテミスⅢ」では、月の周囲に建設する新たな有人宇宙ステーション「ゲートウェイ」を経由した有人月面着陸をめざします。

22年12月にアルテミスⅠが終了し、現在はアルテミスⅡの実施準備が進められています。アルテミスⅢの月面着陸は、26年9月以降になる見通しです。日本では、少なくとも2人が月面活動に参加する方向で検討されており、日本人初の月面着陸に期待が高まっています。

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