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アテンション・エコノミー

2026年2月4日

インターネット上で、記事の閲覧数や動画の再生数を稼ぐことが、収益や影響力につながる経済の仕組みのことです。デジタル空間には膨大な情報があふれており、その中からいかに利用者の「注目(アテンション)」を集めるかという競争が激しくなっています。

近年ではAI(人工知能)を使って、利用者の好みに合った情報を次々と表示させ、少しでも長く画面を見てもらう動きが広がっています。その結果、再生数を伸ばすこと自体が目的となりがちで、情報の正確さよりも、過激で感情を刺激する内容が広まりやすい傾向にあります。

こうした環境では、政治においても、じっくりと落ち着いた議論がなされにくいという課題が指摘されています。派手なパフォーマンスや対立をあおる言動ばかりが注目され、地味でも生活に直結する本質的な政策論争が置き去りにされかねません。