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小選挙区比例代表連用制
2025年12月11日
衆院の定数を小選挙区の部分と比例代表の部分に分けるという小選挙区比例代表並立制(現行制度)と同じ形式を取りつつ、比例代表部分を小選挙区で議席を取れなかった政党に優先して配分する選挙制度のことです。
具体的には、有権者が2票を持ち、第一票は小選挙区の候補者、第二票は政党の名簿に投票。当選人の決め方は、小選挙区では第一票で最も多く得票した1人を当選とします。比例代表では、第二票を基に、都道府県単位で比例選挙定数をドント式で各党に配分。ただし、このドント式は、各党の得票数を1、2、3……と割っていく場合、各党の小選挙区での「当選者数プラス1」の数字から割っていくのが特徴です。
この制度は、民間の有識者でつくる政治改革推進協議会(民間政治臨調)が1993年に提言していたもの。現在、超党派の議員連盟における衆院選挙制度に関する議論などにおいて、多様化する民意を踏まえて、公明党が取り上げています。