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ナフサ

2026年4月9日

ガソリンや灯油などと同じく、原油を精製する際に得られる液体です。プラスチックや液体洗剤など多くの石油化学製品の原料となります。

ナフサを高温の炉に送り込むと「熱分解反応」を起こし、気体であるエチレンやプロピレンといったプラスチックのもとになる「石油化学基礎製品」がつくられます。この基礎製品から、プラスチックや合成繊維、合成ゴム、合成洗剤、塗料などの原料となる「中間製品」が生産され、さまざまなプラスチック製品の製造に使われています。プラスチックからつくられる製品は、パソコンや家電製品から、医療現場で使用する注射器や手袋、点滴バッグなど多岐にわたります。

日本は原油調達を輸入に頼っています。ナフサについても輸入した原油で精製したり、ナフサそのものを輸入していますが、ホルムズ海峡の事実上の封鎖でナフサの調達量が減りました。政府統計によると、輸入ナフサの7割超が中東諸国からのものです。中東情勢の緊迫化が続く中、供給不足が懸念されています。

中道改革連合、立憲民主、公明の3党は現在、石油関連製品の供給不足などが家計や事業経営に与える影響を把握し、政策立案に生かすための「影響調査」を各地で実施しています。調査の中で、医療現場などでは、ナフサを原料とするプラスチック製品の供給不足を懸念する声が多く上がっています。