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新START

2026年2月18日

核軍縮のため米国とロシアが調印した「新戦略兵器削減条約」のことです。ローマ字表記は、STRATEGIC(戦略)、ARMS(兵器)、REDUCTION(削減)、TREATY(条約)の頭文字を取っています。2011年2月に発効後、10年で失効することになっていましたが、21年1月に条約を5年間延長することで米ロが合意していました。その延長期間を迎え、今年2月5日に失効しました。

1982年から米国とソ連(現ロシア)の間で、長距離を隔てた場所を攻撃でき、国の存亡に関わるほどの大きな被害をもたらす戦略兵器を削減する条約の成立に向け交渉が始まりました。米ソは1991年7月に「第1次戦略兵器削減条約」(STARTI)に調印し、その後、2009年12月に失効。STARTIの後継が新STARTです。

新STARTは、配備済みの核弾頭の数を1550発以下にすることや、配備済み大陸間弾道ミサイル(ICBM)、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)などの運搬手段総数を800以下に減らすよう義務付けていました。

今月5日に新STARTが期限を迎えるに当たり、米国とロシアとの間で、同条約の履行を継続するのか、同条約に代わる新たな条約の締結をめざすのかについて協議する交渉が行われましたが停滞。結局、合意には至らず、新STARTは失効しました。