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ピンクリボン運動
2025年10月17日 
乳がんに関する正しい知識を広め、検診やセルフチェックなど早期発見・早期治療の大切さを啓発する国際的なキャンペーンです。毎年10月が「ピンクリボン月間」に位置付けられています。
1980年代のアメリカで、乳がんで娘を亡くした母親が「このような悲劇が繰り返されないように」との願いを込め、孫娘にピンク色のリボンを贈ったことがきっかけといわれています。
日本における乳がんの罹患率は、現役世代の30代後半から急増し、40代後半と60代前半に多いのが特徴です。マンモグラフィーの受診率が先進国に比べ低い水準にあることなどを背景に、日本人女性の約9人に1人(毎年約10万人)が乳がんに罹患するとされ、死亡者数は年間約1万5000人に上ります。まれに男性に発症するケースもあります。
一方、乳がんは早期発見、早期治療すれば9割以上が治る病気です。厚生労働省の指針では、40歳以上の女性は、乳がん検診を2年に1度受診することを推奨しています。
公明党は女性の健康課題に真正面から取り組み、がん対策基本法の制定をはじめ、がん検診の無料クーポン配布や個別の受診勧奨・再勧奨などの実績を積み重ねてきました。こうした後押しもあり、2007年にわずか20・3%だった乳がん検診の受診率は、22年で47・4%に向上しました。
今後も、(がんなど)病気の治療中の人を含め、誰もが自分らしく輝ける社会の実現へ、命を守る健康施策を前へ進めていきます。
■乳がん検診のポイントを解説(公明党チャンネル)