公明新聞電子版 ウェブコンテンツ詳細ページ

SAF(サフ)

2024年10月2日

「Sustainable Aviation Fuel」の略称で、日本では持続可能な航空燃料と呼ばれています。廃食油や木くず、サトウキビ、古紙といった循環型の原料で製造されています。

従来の原油から精製されるジェット燃料は、使用サイクルにおいて二酸化炭素(CO2)を一方的に排出するだけなのに対し、SAFの主な原料となる植物は、光合成を行う際にCO2を吸収します。このため、製造から利用までのCO2排出量を最大8割削減できると推計されています。

SAF導入に向けた課題は、製造コストの引き下げです。このため経済産業省は2024年度、SAFなどの生産・販売量に応じて企業の法人税を減らす促進税制を創設するなど、企業の投資を後押ししています。

関連記事