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中小企業の“稼ぐ力”を強化し、売上高100億円をめざす中小企業の成長を後押しする補助金です。賃上げするための環境などを整えるため、2024年度補正予算で創設されました。

約30年ぶりの高水準の賃上げ率を記録した一方で、中小企業は物価高や人手不足などの経営課題に直面しています。賃上げの流れを一層加速させるためにも中小企業全体の「稼ぐ力」を底上げして、地域にインパクトのある成長企業を創出していくことが重要です。特に売上高が100億円に及ぶ企業は、一般的に賃金水準が高く、輸出による外需獲得やサプライチェーンへの波及効果が大きいです。

具体的には、工場や物流拠点の新築・増築などの建物費、機械装置や情報システムの導入費など、最大5億円を上限に2分の1を支給。来月9日まで受け付けています。

補助金創設を巡っては、公明党が政府への提言などを通じて推進。国の補助金に加えて東京都でも、企業の生産性を高めるための支援を充実させ、物価高に負けない賃上げを進めています。