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米大統領選
2024年11月3日
4年に1度行われ、投票日は連邦法で「11月第1月曜日の翌日の火曜日」と定められています。有権者は事前に登録した18歳以上のアメリカ国民で、今回の投票日は11月5日(火)です。
大統領選のプロセスは大きく2段階に分かれます。まずは、民主党と共和党がそれぞれ候補者を選定します。名乗りを上げた人たちは、州ごとの予備選挙や党員集会で支持獲得へ選挙戦を展開します。多くの州で慣例的に予備選挙や党員集会が火曜日に設定されるため、その日は「スーパーチューズデー」と呼ばれ、今回は3月5日(火)でした。選挙戦の結果を受けて、それぞれの党大会が開かれ、大統領候補が正式に指名されます。
その後が、両党の候補者同士が全米で争う「本選挙」です。米大統領選挙は間接選挙で、11月5日の本選挙では、有権者が候補に直接投票するのではなく、大統領に投票する「選挙人」と呼ばれる有権者の代表を選ぶことになります。候補は全米の全50州と首都ワシントンに割り当てられた選挙人計538人の過半数獲得を競います。州ごとに投票・集計が行われ、勝利した候補がその州に割り当てられた「選挙人」を全て獲得する「勝者総取り方式」を採用する州がほとんどです。例えば、54人の選挙人が割り当てられているカリフォルニア州で勝利すると、54人全てを獲得できます。そして過半数となる270人以上を獲得した候補が、最終的な勝者となります。今回は、民主党から副大統領のカマラ・ハリス氏、共和党から前大統領のドナルド・トランプ氏が立候補し、激しく競り合っています。勝利した候補は来年1月20日に就任します。
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