熊本地震からの早期復旧へ現場の要望に迅速対応--。発災以来、被災者や支援者の声を聴き続ける公明党は、強みであるネットワークの力をフル活用して要望の実現に総力を挙げている。その具体例を紹介する。 ■(特養にアルミ保管袋)トイレ臭防止に一役/氷川町 熊本県氷川町にある特別養護老人ホーム「やすらぎ荘」に24日、災害用簡易トイレなどを製造する株式会社「とわ」(東京都練馬区)から、排せつ物の処理袋を衛生的に管理できる災害用汚物アルミ製保管袋2000枚が寄贈された。同日、党災害対策本部の秋野公造本部長(政務調査会長)、城下広作党同県本部代表(県議)、橋本隆一・八代市議が施設関係者と意見交換した。 保管袋は、簡易トイレなどから出た処理袋を約10個分保管することが可能。異臭を防ぎ、長期保管することもできる。 寄贈については、事業者側から「保管袋を被災地へ届けたい」との連絡を受けた竹谷とし子代表が、秋野本部長と連携。秋野本部長が橋本市議と協力し、地震の影響で断水が続き、今なお一部のトイレが使えない同施設への橋渡しを実現した。 施設を運営する社会福祉法人「白寿会」の境徹夫理事長は「簡易トイレを使っている入所者がいるため、本当にありがたい」と語っていた。 秋野本部長は「清潔な環境を取り戻すために使ってもらいたい」と話した。 ■(避難所にトイレカー)町長「本当に助かった」/甲佐町 熊本地震の被災地に全国から派遣されているトイレカー。公明党は現場の声をつなぎ、特に優先度の高い場所へ速やかに届くよう後押ししてきた。 党災害対策本部の秋野公造本部長(政務調査会長)と城下広作党同県本部代表(県議)は22日、甲佐町で甲斐高士町長と会い、活用状況を聴いた。 同町では発災3日後の7月31日、「緑川船津地区河川防災センター」にトイレカーが設置された。同日に甲斐町長から「断水でトイレを使用できない避難所がある」との窮状を聴いた秋野本部長が、その場で「特殊車両推進協議会」の川上秀明会長に電話で相談し、導入を橋渡し。その日の夜には現地に車両が到着、3分ほどの作業で浄化槽に接続された。 甲斐町長は、断水が解消された今月6日までの間、多くの人たちが利用したとし「最も支援が必要な時に早急に対応してくれて本当に助かった」と語った。 ■(発達支援事業所に果物)施設長「子どもが笑顔に」/熊本市→八代市 「子どもたちのために果物を届けてくれて、本当にありがとう」--。熊本県八代市では22日、市内の児童発達支援事業所「ドリーム華琉」(西村薫施設長)に熊本大同青果株式会社(熊本市)からバナナ約100本が届けられた。同社から「栄養が不足している被災地の子どもたちに野菜や果物を届けたい」との相談を受けた公明議員の連携プレーで実現に至った。 各地の避難所を訪れていた三森至加・熊本市議は21日、宇城市内の避難所で同社の月田敬志郎専務から、野菜や果物の提供について相談を受けた。すぐさま被災自治体の公明議員と協力し、橋本隆一・八代市議を通じて、野菜や果物を必要としていたドリーム華琉に同社をつないだ。 月田専務は「今後も被災者のために野菜や果物を届けていく」と語り、西村施設長は「震災で栄養が偏りがちな子どもたちも喜んでいる」と謝意を伝えた。